一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

王義之の「蘭亭序」を観に…

2008年07月28日 10時05分44秒 | お楽しみ~(^^♪
▲江戸東京博物館


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

2008年7月26日(土)に時間を取って、江戸東京博物館へ北京胡宮「書の名宝展」
を家族で観に行ってきました。

王義之の「蘭亭序」という書を観るためでした。

王義之は、私でもその名は知っていますので、みなさんもご存知の方は多いと思い
ますが、伝説的な書道の大家で書道を芸術の域に高めた人物です。

私と書道といえば、小学校の授業で習ったことと、小学4年生のときに、自分で
書道教室でも習いたいと思い、ひとりでたった1年間ですが通っただけでした。

1年後に自宅の引越しをしたので、その後はやめたのですが、墨の匂いが好きで、
週1回習い行くことを楽しみにしていました。兄弟と違いそろばんにも塾にも
行きませんでしたし、私が唯一習ったのが僅か1年でしたが書道だけでした。


だからといって、忙しい仕事の合間を縫って王義之の書を家族で観にいくほどの
関心は、全く無かったのです。


ある人から、「1000年に一度のチャンスだから、絶対に観に行った方が良い。
中国の国宝中の国宝で、門外不出初めて国外に出した素晴らしいものだから…
王義之の文字は、すべて黄金比になっているし…云々…」


あまりに勧められたので、ついその気になって、どうせなら家族でと日程を調整し
ていました。


2008年9月15日まで行っているので、興味のある方はご覧下さい。

江戸東京博物館 企画展示 2008年9月15日まで


といっても王義之の直筆は残っておらず、模写されて保管されているものしか存在
しないそうです。


それでも、絶対に観るべきだというので、他の書道の大家の直筆が展示されている
にも関わらず、

私は展示会にいた1時間あまりのほとんどすべての時間を、王義之の「蘭亭序」の
前で過ごしました。

一字づつ、自分の指ですべての文字を空間に写しながら眺めていました。




▲王義之 「蘭亭叙」江戸東京博物館パンフレットの写真より

江戸東京博物館のホームページの解説には、以下のようなことが書かれています。

書の世界で古今、書聖として最も尊ばれてきた王羲之(おうぎし)。書を芸術の域
に高めた人物として今日までその功績が伝えられてきました。本展では、その最高
傑作として世に伝わる「蘭亭序」(らんていじょ)(八柱第三本)を含む国外不出
の国宝の書13点と北京故宮博物院収蔵の書跡の名宝、計65点を紹介します。   


「蘭亭序」とは、永和9年(353)3月3日、王羲之が会稽(かいけい)(現・浙江省
紹興市)の景勝地、蘭亭で名士42人を招いて催した曲水の宴で詠まれた詩編に、み
ずからがしたためた序文です。今回出品の「蘭亭序」は、唐の太宗皇帝が搨書(と
うしょ)の名人馮承素(ふうしょうそ)に書き写させたもので、清時代には乾隆帝
も所蔵していた、現存する肉筆本では名品中の名品とされています。



この素晴らしい価値を私が見分けることはできませんが、長い歴史を経てもなお、
超一流のものとされているものに触れることは、本物の住宅設計をしていくために
も、私自身のインプットに必修だと思っています。



今年は、第一人者の詳しい解説と案内付でスペインへガウディの建物研究へ行く
予定でしたが、どうやらあまりにマニアックな内容のため、参加人数が少なくて
主催されないようです。


そのため、10月にはオーストリアへエコバウ建築ツアーへ行くことにしました。


ドイツエコバウ建築ツアーの紹介は、まだまだ残っていますので、
明日からピッチをあげて、紹介していきます。


住宅 建築家 ミタス 一級建築士事務所のホームページ  

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