新築から10年以上経ってくると、外壁塗装を考えることが多くなります。
注意点は、たくさんありますが、その中でも重要なひとつ、
防水の役割をしているシーリング材について説明しましょう。
既存の外壁塗装の場合、シーリング材は、塗装の前に行って下さい。
一度、既存のシーリング材を剥がすことになっていますが、
現実的には、完全に剥がすことは難しいようです。
シーリング材の劣化度によりますが
完全に劣化していれば、完全に撤去すべきです。
大切なのはシーリング材の上からも塗装して、紫外線の劣化から
シーリング材を守ってあげることです。
これで、耐久性が全く違ってきます。
これを丁寧に、塗装前にしないといけません。
丁寧にしても、忘れがあったり、残しがあったりするので
チェックして手直しをしてもらう必要があります。
新築時には、丁寧に行なわないとすぐにわかるのですが、
再塗装時のシーリング材は、適当でもわかりにくいということもあります。
指摘しなくても細かいところまで完全にできてる、
ということは少ないようです。
▼いずれもシーリング材は不十分です。穴がありますね。
▼これは、もう少し丁寧にシーリングをして欲しいですね。
▲この換気カバーとの取り合いですが
▼シーリング材が、付いていません。切れています。
▼配管が貫通する部分は重要です。
再度シーリングを全く行っていなかったり、
隙間があったりしますね。やりにくい箇所ですので
こういう場合は、管の保護材の上から行ってもらいます。
それから塗装でシーリング材を保護。
▼これは、シーリングではありませんが
中塗りの塗装が不十分でした。
▼塗装工事は、足場を建てて行うので、どの現場でもしにくいのですが、
ポイント部分は、丁寧に行ってもらいましょう。
シーリングが終われば、塗装に入りますが
足場を解体する前にも塗装の塗り忘れや
不良はないかを確認すると良いでしょう。
足場の上からの近くでなければ、見えない部分や不良があるかもしれませんし
足場を取ってしまうと、高い場所は手直し不可能の場合もあります。
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