耐震リフォームで、基礎補強を行う場合の方法ですが、
方法はいくつかあります。
炭素繊維やアラミド繊維を樹脂で固めて補強する方法があり
行ったこともありますが、
今回は、基礎コンクリートを既存基礎の横に新規打設して
補強する方法です。
この場合でも、建物の外部に新しい基礎を打設する方法と
内部に基礎を打設する方法があります。
今回は、後者です。
新しい基礎を打設するなら、
どちらかといえば後者が良いのですが、
そのためには内部の床を解体しないといけませんから、
後者の方が費用が掛かります。
床下に断熱材を入れる、
床暖を新設する、
床を張り替える、
というようように床を壊してリフォームする計画なら、
この方法が可能になります。
▲土を指定の深さまで掘ります。
▲砕石や鉄筋を配筋し、既存の基礎コンクリートに
鉄筋をケミカルアンカーを使って差し込みます。
▲ベースの部分をコンクリート打設
▲立ち上がりの部分をコンクリート打設、型枠をはずし
▲埋め戻します
基礎は、必要な部分だけ補強すれば良いのです。
基礎の補強をせずに、建物をより強くして耐震強度を
上げる方法もありますが、窓を壊して壁にするなど
その分、強い壁を余分に増やす必要があります。
耐震補強の設計方法は、同じ家でも何百通りも
考えられます。
その家の状況やリフォーム内容に合わせて、
どれが一番効率的で有効なのかを考えるのは、
現場を確認し、要望や状況を把握したうえで
検討しますが、設計者の腕となります。
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ご意見があれば、お気軽にどうぞ!
耐震リフォーム 横浜市
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