質感が良いですよね。
メールでの質問です
「築30年のマンションに住んでいます。
フローリングの上に自分で無垢床を敷こうと考えていますが
注意点があれば教えてください。
無垢材の下に防湿シートを貼るという記載も見たことがあります、
必要なものでしょうか。」
答えとしての注意事項は、書ききれないくらいあります。
もし、質問者がプロの職人であれば、20分くらい、
いろんなケースについてお話すれば
注意事項を伝えられれるかもしれません。
一般の人なら1時間くらいは、時間を頂かないと伝え切れません。
合板の状態がどうなっているかが不明ですが、
それによっても異なります。
表面は合板フローリングでも、築30年というと、
その下はいくつかの工法が考えられます。
すべてを想定して伝えきるのは不可能なので、
いくつかピックアップして、最小限でお答えします。
完全ではありませんので。
結論その1
今回、もし、ご自身で無垢フローリングをされるなら、
「ジークリップ フローリング」をお勧めします。
(類似品もあります。これでなくても、もちろん構いません)
釘も接着剤も原則不用です。通販でも購入できるようです。
欧米の先進国でも、ホームセンターで見かけます。
無垢フローリングだけでなく
合板フローリングタイプもあり、金物は使いません。
これは価格も安く、賃貸アパートで
自分で安く合板フローリングにしたい人にも、便利です。
結論その2
「防湿シート」は、完全に間違いです。いけません。
上記のジークリップフローリングなら、
接着剤を使わないので、
「透湿シート」を下に敷くのは、良いことです。
結論その3
どういう方法にしても、一般の人が行うなら
多少床鳴りがすると思いますが、それは承知で行ってください。
それがあまりひどいと、下階から文句が出る可能性もあります。
結論その4
もし、通常の無垢材を接着剤を主体で張るつもりなら
透湿シートは、邪魔になります。
結論その5
梅雨時や湿気の多い夏は、無垢材は膨張します。
コンクリートの壁などに押し付けるように隙間無く
敷いてしまうと、その時期に床材がせりあがる可能性があります。
壁には、少しだけ余裕を持たせる程度でよいです。
結論その6
厚みがあるので、既存の床の上に敷くと
建具のドアーがぶつかって開かなくなることがあります。
キッチンとつながっている場合など、床の段差の処理を考えて
見栄えだけでなく、つまづかないように工夫してください。
結論その7
一般の人が張るなら、
できるだけ長さは短い床材寸法のものを選んだ方が
いろんな意味で良いです。
以上、簡単ですが、参考にしてください。
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ご意見があれば、お気軽にどうぞ!
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