廻りを鉄骨と板で崩れてこないように囲って、
工事を行います。
ブログ、忙しくてすっかり更新が遅れていました。
更新クセがなくなると、ずるっといってしまいます。
メールできた質問について、
回答をみなさんとシェアしましょう。
ご質問は、
1. 土地30坪/建物30坪程度
2. 土地10坪/建物25坪程度の狭小住宅(地下室も検討)
両方、対応可能か?
という内容です。
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まず、最初の 1 は、土地の建ペイ率50%、容積率100% であれば
2階建てで可能になります。
40%と80% といった土地では無理ですが、これは、分かりやすいですね。
問題は 2です。土地の建ペイ率や 容積率をクリアしていたとしても
実際の工事をどうするかです。
まず、住宅の地下室を造る場合を考えましょう。
実際の工事や将来の防水メンテナンスを考えると
隣地から、グルリと1メートルくらい離して
地下室の壁がくることになります。
これは、山留めといって、隣地が崩れないように
工事をする必要があることと、
将来、防水が問題になった場合、
掘り起こして防水処理を再度行うためです。
防水処理は、住宅でなければ、
また多少防水が破れても壁を2重にして
処理をする方法をとれば、
掘り起こすスペースは不要になりますが
あまり、お勧めできません。
いずれにしろ、山留めのスペースが
必要になるので、1メートルは取れない場合でも
90センチとか80センチといった隣地との
距離が必要になる場合が多いです。
特に隣地に建物がギリギリに立っている場合は
機械の関係でも必要です。
土地の形状にもよりますが、
仮に土地の間口4.5メートル、奥行き7.5メール
土地面積が33.8m2(約10坪)とした場合、
工事を行える広さは、
間口2.5メートル→無理しても2.7メートル
奥行き5.5メートル、
建物のワンフロアーが、これで約15m2ですから
地下1階、地上2階ですと3フロアで
45m2、約15坪程度にしかならない
ということになります。
10坪の土地では、地下室付きでも建物25坪は難しいですね。
土地が17~18坪は必要です。
さらに地下室が付いた場合、そこを部屋として
使うなら、ドライエリアが欲しいです。
光と風、万が一の避難通路としても必要です。
この場合だと、ドライエリアのために
土地を1.8坪は必要とします。
地下室無しの3階建てであれば
最初の土地で、できれば65センチくらい隣地から離して
(足場や配管スペースが必要)
間口3.2メートル、奥行き6.2メートルの建物で
約20m2、約6坪で3フロアーで建物が18坪です。
この場合でも、建物が25坪になるには、
土地は15坪くらいは必要です。
といっても、都心の密集地では、
外壁の足場を立てず、内側から外壁を積み上げていく方法を取り
配管も建物の中で処理する方法を取れば、
約10坪の土地で、地上3階建てで建物25坪は
無理に造れば、不可能ではないということになります。
道路斜線や防火関係の検討なども必要なので
他の条件次第ということもありますし、
実際には、もう少し余裕が必要ですしょう。
ギリギリの狭小地での考え方の参考にしてください。
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ご意見があれば、お気軽にどうぞ!
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