みちのくの風の旅人

米沢・山形・東北の自然や文化を季節の便りとして届けています。

東日本大震災から7年 ~ その3 震災直後の福島訪問 ~

2018-03-19 22:46:16 | 東日本大震災に寄せる想い

 震災直後は深刻なガソリンの状態が続き、行き付けのガソリンスタンドにも朝6時前から並んでも、10リットルしか入れることが出来なかった。ようやく4月に入り、落ち着いて来たので遠出が可能となり、2日に相馬市と南相馬市を訪問した。前回(3/12投稿のブログ)に、陸に上がった漁船の写真もその時のものです。6号線をさらに南下しようとしましたが、原発から30kmの所で国道6号線が封鎖されていて、いわき方面には行けませんでした。

Cimg4489

 そこで、約2週間後の17日にいわき市に行くことにしました。郡山からいわきに行く途中、三春の滝さくらを見学しました。大震災をものともせず、しっかりと大地に根を下ろし見事な花を咲かせていました。

 いわき市に着いてからは、市街地から北へ遠く離れた塩屋崎灯台を目指して進みました。かつて、部活動の春休みの合宿で2回ほど訪問したことがあったからです。7年ほど前に宿泊した民宿は丈夫な造りだったのか、外舘は残っていましたが、建物の中は津波でめちゃくちゃに壊れていました。周辺の木造家屋は全壊し瓦礫の山となっていて、目を覆いたくなるような惨状でした。

Cimg4540

Cimg4533

 

 

 

 

 

 

 Cimg4522

 民宿(えびすや)から、北へ約2km進むと、塩屋崎灯台の北側に出ます。そこには、美空ひばりの「みだれ髪」の歌碑が建っています。

 灯台のある岬の南と北では津波の被害がまるで違っていました。海抜5m前後と南北変わらないのに、北側の歌碑の付近はほとんど被害を受けていない様でした。

 

 

 

 3度目の福島訪問は、4月2日と同様相馬市と南相馬市でした。震災から100日頃のことです。

  ※ ほぼ原文のまま、当時のブログ記事を抜粋し以下に記しました。

      ↓       ↓


 

東日本大震災から100日(その2)  011-06-18 20:40:09 | 東日本大震災に寄せる想い

Cimg4961

Cimg4966 3度目の福島訪問は、2度の訪問[4月2日(土)・4月17日(日)]から1月半を過ぎた6月5日(日)、右足の痛みが治まりつつあったのでようやく実現しました。今度は南相馬市役所を目指しました。日曜日にもかかわらず、市民が数名訪れ、市役所の窓口もこの緊急事態のため休み無く開かれているいる様子でした。北の相馬市の賑わいと異なり、原発から30km圏内にあることから、原町付近は県内外への避難者が多いせいか、昼近くながら街はひっそりとしていました。市役所(写真)ロビーの、ハワイからの応援旗(写真)が被災者を力強く応援していました。海岸に向かうと、土台だけを残して、街並みは津波で全てを流されていました。国道6号線に戻り北上すると、漁船が打ち上げられ、水田の海水も引かず異様な臭いもまだ残っていました。至る所震災から3ヶ月近くなっても、傷跡はまだ癒されていないこと心を痛めました。
  南相馬市のホームページ     http://www.city.minamisoma.lg.jp/  

  ☆ 南相馬市は平成18年1月1日、旧小高町、旧鹿島町、旧原町市の1市2町が合併して誕生しました。

 相馬市のホームページ  http://www.city.soma.fukushima.jp/

 

 

                      ブログをご覧いただき、ありがとうございました  

     ★ にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 米沢情報へ  にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 山形県情報へ  にほんブログ村 シニア日記ブログ 男性シニアへ にほんブログ村         ブログランキング 

             「ポチッ!」        思いがけないブログに巡り合うことが出来ます。         「ポチッ!」  

   ホームページ「天空の流れ雲」もどうぞよろしくお願い申し上げます。 

         コメントがございましたら、左下のコメントをクリックして下さい。

    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする