みちのくの風の旅人 [ 愛と義の街(上杉の城下町)から情報を発信中 ]

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新型コロナウイルスの猛威(1+)2020/03  ミラノからの警鐘

2020-03-07 21:00:00 | ニュース

 イタリアでは新型コロナウイルスが、爆発的に猛威を振るっている。日本と同様学校が休校となっている。

 現在日本各地でマスク不足や、デマによるトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの買占めなどが起こっている。冷静に対応すれば、何の問題もないはずなのに、パニック状態に陥っていることは、とても残念なことである。

 洋の東西を問わず、人々の不安心理からの行動は変わらないのだろう。

 思い起こせば、昭和40年代の終わりの頃、石油ショックで洗剤やトイレットペーパーの買占めが発生していた。半世紀近く過ぎても、再び同じ過ちを犯している。

 この様な時に、出されたイタリアの高校長の生徒たちへのメッセージは、高い品格を感じるものだった。

 以下の記事は、関連するものをWEB上から、転用させていただいております。


URL https://blog.goo.ne.jp/011ezota/e/a4324716a97e3613a659263be87acfaa

2020-03-05 | 日記

良いニュースがありましたので、今回転載させていただきます。

「Yahoo ! Japan News」 「ovo(オーヴォ)」 2020年3月2日付記事より
「ペスト時代の教訓から学べ 休校のミラノで校長のメッセージが話題に」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200302-00000002-ovo-life

新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めようと、政府が全国的な学校の休校を要請して議論が広がっている。

同様の政策をとるイタリアで、
休校になった高校の校長が、17世紀のペストの流行を扱った作家、マンゾーニの小説の一節を引用しつつ、
「デマに翻弄されず、休みの間もふだん通りの生活を続け、良質な本を読んでください」
という生徒に向けたメッセージを公表、話題になっている。

現在新型コロナウイルスの感染者が300人以上出て対策に奔走しているイタリア北部、
ロンバルディア州の州都、ミラノにあるアレッサンドロ・ヴォルタ高校のドメニコ・スキラーチェ校長が書いたメッセージは、
イル・ファット・コティディアーノなど現地メディアが全文を伝え、
「その通りだ」
「なんて素晴らしい校長だ!」
「こういう教師に教えを受けている生徒たちは希望の源だ」 といった反応が相次いでいる。

――ヴォルテ高校の皆さんへ

“保険局が恐れていたことが現実になった。ドイツのアラマン人たちがミラノにペストを持ち込んだのだ。
感染はイタリア中に拡大している…”

これはマンゾーニの「いいなづけ」の31章冒頭、1630年、ミラノを襲ったペストの流行について書かれた一節です。
この啓発的で素晴らしい文章を、混乱のさなかにある今、ぜひ読んでみることをお勧めします。

この本の中には、外国人を危険だと思い込んだり、
当局の間の激しい衝突や最初の感染源は誰か、といういわゆる「ゼロ患者」の捜索、
専門家の軽視、感染者狩り、
根拠のない噂話やばかげた治療、
必需品を買いあさり、医療危機を招く様子が描かれています。

ページをめくれば、
ルドヴィコ・セッターラ、アレッサンドロ・タディーノ、フェリーチェ・カザーティなど、
この高校の周辺で皆さんもよく知る道の名前が多く登場しますが、
ここが当時もミラノの検疫の中心地であったことは覚えておきましょう。

いずれにせよ、マンゾーニの小説を読んでいるというより、今日の新聞を読んでいるような気にさせられます。

親愛なる生徒の皆さん。

私たちの高校は、私たちのリズムと慣習に則って市民の秩序を学ぶ場所です。
私は専門家ではないので、この強制的な休校という当局の判断を評価することはできません。
ですからこの判断を尊重し、その指示を子細に観察しようと思います。

そして皆さんにはこう伝えたい。

冷静さを保ち、集団のパニックに巻き込まれないこと。
そして予防策を講じつつ、いつもの生活を続けて下さい。

せっかくの休みですから、散歩したり、良質な本を読んでください。

体調に問題がないなら、家に閉じこもる理由はありません。
スーパーや薬局に駆けつける必要もないのです。
マスクは体調が悪い人たちに必要なものです。


世界のあちこちにあっという間に広がっているこの感染の速度は、われわれの時代の必然的な結果です。

ウイルスを食い止める壁の不存在は、今も昔も同じ。
ただその速度が以前は少し遅かっただけなのです。

この手の危機に打ち勝つ際の最大のリスクについては、マンゾーニやボッカッチョ(ルネッサンス期の詩人)が教えてくれています。
それは社会生活や人間関係の荒廃、市民生活における蛮行です。

見えない敵に脅かされた時、人はその敵があちこちに潜んでいるかのように感じてしまい、
自分と同じような人々も脅威だと、潜在的な敵だと思い込んでしまう、それこそが危険なのです。

16世紀や17世紀の時と比べて、私たちには進歩した現代医学があり、
それはさらなる進歩を続けており、信頼性もある。

合理的な思考で私たちが持つ貴重な財産である人間性と社会とを守っていきましょう。
それができなければ、本当に ‘ペスト’が勝利してしまうかもしれません。


では近いうちに、学校でみなさんを待っています。

2020-03-05         https://www.costlife.net/entry/198

#198 デマに振り回されるな! イタリアの校長のメッセージが話題に

<figure class="figure-image figure-image-fotolife mceNonEditable" title="イーシア ウイルス イタリアの高校の校長が「冷静に生活しましょう」と生徒への手紙">

f:id:costlife:20200305224245j:plain

<figcaption>イーシア ウイルス イタリアの高校の校長が「冷静に生活しましょう」と生徒への手紙</figcaption> </figure>

 新型コロナウイルスの感染が拡大するイタリアで、休校となった高校の校長が、今の世界の様子を17世紀に流行したペストによる混乱になぞらえ、デマなどに振り回される風潮に警鐘を鳴らした全校生徒へのメッセージが話題となっています。2020-03-05

  <  中  略   > 

新型コロナウイルスの感染拡大で食料品の買い占めなどの混乱は、世界の各地で起きていて、スキラーチェ校長のメッセージは各国のメディアで紹介されると、称賛とともにSNSで広がり、大きな話題となっています。

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