東日本大震災から10年が過ぎた。当時60年近い人生の中で、一番ショックを受けた出来事だった。凄まじい津波の破壊力に、ただ茫然としてテレビの画面を見ることしかできなかった。さらに続いて起きた、東京電力福島第一原子力発電所の事故には、言い知れない恐怖の様なものを感じた。
今年の米沢の冬は、昨年の記録的な暖冬から一転、厳しい冬だったが、積雪はまだ50cmぐらいあるものの、3月に入ってからは暖かな春らしいのどかな陽気が続いている。しかし、10年前のあの日3月11日は、3月と言うのに真冬並みの雪の舞う寒い日だった。
平凡な毎日に不満を持って、つい愚痴を言いだしたくなるが、当たり前のように明日が今日と同じ様に続くことが、一番の幸せだと気付かさせてくれた出来事だった。
このブログを開設したのも、大震災がきっかけだった。震災直後の事、その後の被災地訪問の事などを、この10年を節目に再び10回程度にまとめて記事を掲載したいと考えています。
[ 震災直後のブログ記事の一部を再掲載しました ]
ようやくガソリン不足が解消しつつあった震災直後2011(平成23)年の4月2日、相馬市と南相馬市を訪問した時に目の当たりにした光景です。