8日の昼、テレビで安倍元首相が参院選の遊説中奈良県内で銃撃され心肺停止になったことが、大々的に放送されていた。余りにも突然の出来事だった。通常の番組がほぼ停止し、夜まで続いた。夕方には死亡のニュースが流れ、治療に当たった奈良県立医大の教授の記者会見が開かれた。
山形新聞の号外と、死亡を伝える電子速報版は以下の通りです。
山形新聞のweb記事を以下に掲載しました。
安倍元首相、銃撃され死亡 奈良で街頭演説中
7/8 17:50
8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で街頭演説していた自民党の安倍晋三元首相(67)が銃撃された。安倍氏は血を流して倒れ、救急搬送されたが死亡が確認された。奈良県警は殺人未遂容疑で、奈良市の山上徹也容疑者(41)を現行犯逮捕した。
安倍氏は母方の祖父が岸信介元首相、父方の祖父が安倍寛元衆院議員、父は安倍晋太郎元外相という政治家一家に育ち、1993年衆院選で初当選。52歳で戦後最年少、初の戦後生まれの宰相となった。首相在任期間の合計は歴代1位だった。
容疑者母親が宗教のめり込み恨み 元首相の別の遊説先も訪問
7/9 13:17
安倍晋三元首相が奈良市での参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、逮捕された元海上自衛隊員の無職山上徹也容疑者(41)=奈良市=が「母親が宗教団体にのめり込み恨みがあった。団体と元首相がつながっていると思ったから狙った」と供述をしていることが9日、捜査関係者への取材で分かった。事件前に元首相の別の遊説先にも行ったと供述をしていることも判明。奈良県警は動機の解明を急ぐ。
県警は司法解剖の結果、首と左上腕部の計2カ所に銃弾が命中した傷があったと明らかにした。現場では2回の銃声が確認されており、県警は発射された銃弾の数や構造、入射角度などを調べる。
奈良県警本部長「痛恨の極み」 警護に問題、否定できず
7/9 22:17
安倍晋三元首相銃撃事件を受け、奈良県警の鬼塚友章本部長は9日、記者会見を開き、「27年余りの警察官人生で最大の悔恨、痛恨の極み」と絞り出すように語った。安倍氏は背後から近づいた山上徹也容疑者(41)に至近距離で銃撃され、警察への批判も出ている。鬼塚氏は「警護警備に問題があったことは否定できない」と認めたが、具体的な問題点には触れず、謝罪や進退についても言及を避けた。
鬼塚氏は午後6時から県警本部で会見に応じた。グレーのスーツに紺色のネクタイを締めていたが、顔には無精ひげが残り疲れ切った様子だった。
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安倍元首相死亡のニュースは、世界中を駆け巡り、大きな反響が伝えられていた。犯人の卑劣な行動を決して許すことは出来ない。
政治信条では多少の違いはあるが、日本の総理大臣として重大な責任を果たしてくれたことに敬意を表します。私より一つ若く、惜しまれる人物だった。冥福をお祈りいたします。
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