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雪のないさいと焼き(どんど焼き)2020

2020-01-27 21:54:10 | 北国山形の春夏秋冬

今年も小正月の15日、米沢市御廟熊野神社境内でさいと焼きが開催された。今年は異例の雪のないさいと焼きとなった。


 今から60年前、子供の頃からさいと焼きは、近所の田んぼの雪の上でやっていた。長井市の生まれた村では、どんど焼き、あるいは燃え上がる火にかける声の「やははいろー」と呼んでいた。昭和30年代の事である。子供たちが日中に集まり、田んぼの雪を踏み固め、かやと稲わらで高さ3・4mの塔の形の大きな松明を作った。

 陽が落ちて暗くなった午後6時頃、近所の老若男女が集まり、松明に火を点けて、ヤハハウローと叫んだ。

 江戸時代か明治時代、あるいはそれ以前から、小正月の恒例の行事として親から子へそして孫へと受け継がれてきた。昭和50年代ごろになると子供の数が激減し、かつて約100戸の村内で10ヶ所程度どんど焼きが行われていたが、1・2ヶ所に減った様だった。その後、平成から令和へ現在どうなっているかは定かではない。



「 https://樹木葬辞典.com/column/1422 」から、記事を掲載しています。

どんど焼きとは小正月の火祭り

どんど焼きとは、小正月に行われる火祭りです。どんど焼きの他にも、とんど焼き、どんどん焼き、さいと焼き、御斎灯(おさいとう)、左義長など、さまざまな呼び方があります。広い田んぼなどで長い竹を組み、正月に飾った門松やしめ飾りを集めて火をつけます。わらを高く積み上げ、まるでキャンプファイヤーのように豪勢に火を燃やす地域も見られます。どんど焼きでしめ飾りや門松を燃やすと、お正月に訪れてくれた歳神様が炎に乗って天へ帰ってゆくといわれています。みんなで火を囲み、歳神様を見送るのです。

小正月とは正月終わりの節目

どんど焼きが行われる小正月は、1月15日を指します。小正月とは「この日をもって、正月は終わり」とされる節目です。どんど焼きは、お正月の最後の仕上げとして、歳神様を見送るための行事なのです。小正月は、中国の暦が導入される前は、当時の暦において一年で最初の満月の日である1月15日を元日にしていたことから、行事として残ったといわれています。少し前までは、「女正月」などとも呼ばれ、「正月に忙しく立ち働いた女性たちが羽を伸ばす日」としても認識されていました。地域によっては、小豆粥を食べるなど、どんど焼き以外の風習が残っているところもあります。また、どんど焼きは、必ず1月15日に行われるとは限りません。みんなが集まりやすいよう、15日以前の土日などに行われる地域があります。参加したいなら、居住地のどんど焼きの予定を確認しておかなければなりません。


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