「春待ち時(はるまちどき)」
もう1ヶ月もしないうちに
暦の上では春が来る
本格的な寒さは
まだこれからだけれど
この春が来るまでの時間
春待ち時は
どこか心の奥の奥が
くすぐったくなる
まるで桜の枝の奥の奥に
本当の桜の色が隠れているように
この枯れた風景の中の
奥の奥には
小さな小さな春が
動き始めている
きっと私の心の
奥の奥にも
何かが生まれ
動き始めている
早くに咲き始める花を愛でながら
自分の中の小さな芽を育てよう
どんな花が咲くのか
楽しみにしながら…
(晶子)
以前「ナツマチドキ」というタイトルで詩を書いたことがあったので、今回はその春バージョンか?(笑)
春は少しずつやってくるというワクワクが、まだ奥の奥の方で生まれたばかり。その疼くような、小さな微動が始まった気がする。
何とも言えないこの季節、好きだ。
きっと今年もいいことが待っている。
今日もきっといいことが待っている。
今日も素敵な一日になりますように🎵
写真は、菰野町図書館の中にいけてあった梅の花。ひと足早い春が咲いていた🌸