みやけ司法書士・FP事務所のKOBE開業Diary 

神戸市北区で相続、成年後見、生前整理のご相談をお受けし、トータルで支援している司法書士、行政書士の事務所です。

エンディングノートを手書きする~1~

2021-02-08 10:00:00 | エンディングノート

こんにちは。

本日も、みやけ司法書士・FP事務所のブログにご訪問くださいまして、ありがとうございます。

当事務所のHPはこちら → https://www.miyake-hyogo.com/

生前整理(一般社団法人生前整理普及協会HP)についてはこちら→ https://seizenseiri.net/

 

今回も引き続き、エンディングノートに関する投稿です。

今回からは、「アナログ「、「手書き」をする場合について検討していきます。

 

まず、エンディングノートを手書きする場合、次の方法があります。

① 市販の、あるいは配布されているノートに書く

② インターネットのホームページ上からノートをダウンロードして手書きする

③ 白紙のノートに、自由に書く

 

それでは、順番に見ていきましょう。

 

① 市販の、あるいは配布されているノートに書く

書店に行くと、様々なエンディングノートが販売されていますし、

セミナーや展示会などで、NPOや様々な団体が作成したものを販売していたり、

無料で配布していることがあります。

その他にも、自治体や、葬儀社・保険会社などの企業・団体が配布しているものもあります。

お住いの自治体で、エンディングノートの無料配布をされているかどうか、

問い合わせをされてもいいのではないでしょうか。

 

では、市販のノートをいくつかご紹介していきますね。

 

1.コクヨの「もしもの時に役立つノート」

オーソドックスで、インターネットでもおすすめとして、よく取り上げられているのが

コクヨの「もしもの時に役立つノート」です。

自分の過去を振り返る欄はありませんが、

資産や家族・友人関係、医療・介護、葬儀・お墓に関することなど、

もしもの時のために必要な情報を書く欄が網羅されています。

写真やCD・DVD保存用のディスクケースも付属していて、アルバム、映像などを保管することができます。

ご自身の葬儀で流してもらいたい音楽や映像を入れておいてもいいですね。

また、文具のコクヨだけあって、紙がしっかりしており、書き心地もなめらかです。

 

2.オフィス・シバタのアクティブノート

このノートは3冊に分かれています。

緑のノート は生きているうちに見てもらいたいノートです。

といっても、自分が元気なときに見るというのではなく、

介護や医療が必要となったときに、支援者に見てもらい、サポートする際の参考にしてもらうイメージです。

親族の連絡先や介護・葬儀の希望などを記載します。

赤のノート は、救急隊の方への連絡ノートです。

緊急連絡先や既往症、服用している薬、延命措置についての希望などについて記載します。

黄のノート 亡くなってから見てもらうノートです。

財産や希望する相続、大切な人へのメッセージを記載する欄があります。

分冊されているため、ノートを1か所にまとめておくのではなく、別々の場所に保管することができます。

ノートをしまい込んでしまい、緊急時に見つからなかったら困りますし、

かといって、資産状況やプライベートのメッセージを、救急隊の方に見られたくないですよね

このアクティブノートならば、必要な場所に必要なノートを保管することができるので便利です。

丁寧な書き方ガイドブックが付属しており、ガイドブックだけを読んでも勉強になります。

 

3.自分らしい「生き」「死に」を考える会の「私の生き方連絡ノート」

 

一般的なエンディングノートとは異なり、

自分が最期にどのような医療を受けたいか、

延命治療はどうするか、など医療面に特化しており、家族のことや資産などを記載する欄はありません。

分量は少なめですが、

他の一般的なエンディングノートに比べて、

自分の望むケア・医療などについて、しっかりと書くことができますし、

記載例も豊富なので、とても参考になります。

 

4.一般社団法人生前整理普及協会の「エターナルノート」



生前整理アドバイザー2級認定講座で使用し、講座内ではしっかりと時間をとって書き込んでいます。

自分の過去や家族のこと、どのような葬儀を望むか、

これから先自分がやりたいことは何か…などといったことを書いていきます。

資産について少し触れてありますが、記載欄はありません。

(準1級講座で使用する万が一ファイルでは、資産についての記載欄があります。)

 

一般社団法人生前整理普及協会のホームページで、

このエターナルノートや、万が一ファイル、生前整理ワークブックなどが購入できます。

本、テキストの販売はこちら ↓ ↓ ↓

https://www.seizenseiri.net/text/

 

市販、配布されたノートのメリットは、

・入手したらすぐに書ける

・書き込む内容があらかじめ記載されているので、その欄に従っていけば必要な情報を書くことができる

・記載例が載っているノートもあり、初心者でも書きやすい

 

一方、デメリットは、

・不要なページ、不要な欄があるかもしれない

・自分が書きたい項目がなかったり、記載スペースが少ないことがある

・ページの抜き差しができない

・書き直すと汚くなる

 

エンディングノートは1回書いたら、終わりではありません。

年1回程度、定期的に見直して、変更があれば書き直す必要がありますので、

その点も意識して、ノートを選んでいただきたいと思います。

 

また、無料で配布されるノートは、充実したものもあるのですが、記載内容にばらつきがあるケースもあります。

とはいえ、まずは書き始めることが大事

 

実際に書いてみて、

「ここ、もうちょっとしっかり書きたいな」とか

「この部分はいらないんじゃないかな」といったことが分かってくるかと思います。

そのため、とりあえずは無料のノートから始めてみるのも一つの方法です。

 

次回も引き続き、エンディングノートを手書きする場合の方法について、ご説明していきますね

 

本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

生前整理講座情報

生前整理アドバイザー2級認定講座(一般社団法人生前整理普及協会認定講座)

 このほかにも、「生前整理」や「エンディングノート作成」に関することなど

 ご希望に応じてマンツーマンやグループでの講座も行います。

 内容や日程はご相談ください。(費用は内容や人数によって異なりますので、お問い合わせください。)

 詳細は、みやけ司法書士・FP/行政書士事務所のHPまで  https://www.miyake-hyogo.com/


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あなたがエンディングノートを書く目的は?

2021-02-04 10:00:00 | エンディングノート

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前回に引き続き、エンディングノートの第2弾です
 
今回は、どういった目的で、エンディングノートを作成するのか
考えてみたいと思います。
 
目的によって、作成するための手段が変わってくる可能性があるからです。
 
前回のブログでは、
アナログ(手書き)で書く場合と、
デジタル(パソコン、アプリ)で書き、データとして保存する場合の
メリットとデメリットを見てきました。
 
前回のブログはこちら ↓ ↓ ↓ 
 
前回、エンディングノートは、
「自分自身を振り返り、
また、自分にもしものことがあった場合には
家族や支援してくれる人たちに、伝えたいことを書いておくノートです。」
とお伝えしました。
 
ただ、その目的は、人それぞれ。
エンディングノートには「こうではならない」というものはありません。
もちろん、一般的には…というものはありますが、
最終的には、あなたご自身が決めることなのです。
 
その目的によって、
力を入れて書く部分が変わってきます。
書いていくうちに、当初の気持ちに変化も生まれてくるかと思います。
それはそれでいいのです。
まずは、書けるところから書いてみましょう。
 
生前整理では、
過去があって、現在がある、
現在があるから、未来があると考えています。
 
ですから、
まず、ご自身の過去に向き合っていただきます。
自分自身の棚卸をしていくのです。
 
一般的に世間で捉えられているエンディングノートの役割は、
どのような財産があるのか、
どのような延命治療や葬儀・納骨などを迎えたいのか
といった、
最後の場面や亡くなった後のことに重点をおいているかもしれません。
 
もちろん、そのことも
残された方が困らないように準備しておくという意味でとても大切なことです。
 
でも、せっかく書くのですから、自分のためにも活用したいですよね
 
自らの死を意識し、過去を振り返ることで、
自分が好きなもの
やりたかったけれど、できなかったこと
大切な人
などが、見えてくると思います。
 
そこから、これから先、残された時間をどのように生きるか
考えるきっかけにしていただきたいのです。
 
エンディングノートを、単なる伝達の道具だけに使うのはもったいないと思います。
ご自身の心の整理に使ってみてはどうでしょうか。
 
心、気持ちの整理をするのであれば、
手書きにした方がいいのではないかと考えています。
 
その一方で、財産に関することなど、
事務的な部分はパソコンを利用するのも一つの方法です。
財産の内容に変更があった場合でも、すぐに書き直しができますよね。
 
皆さんご自身が、
エンディングノートをどう活かすか、
そこも、手段を選択するうえで大切なポイントとなるかと思います
 
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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エンディングノート、何を使う?

2021-02-01 10:00:00 | エンディングノート

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最近は、新聞や雑誌、テレビなどでも

「エンディングノート」を取り上げられる機会が増えてきましたので、

かなり多くの方がご存知ですよね。

 

Free-PhotosによるPixabayからの画像

 

エンディングノートとは、

自分の過去を振り返ったり、

終末期医療をどうするか、

どのような葬儀や納骨を希望するか、

自分が持っている財産は何か、

大切な人へのメッセージ…などなどをまとめたものです。


つまり、

自分自身を振り返り、

また、自分にもしものことがあった場合には

家族や支援してくれる人たちに、伝えたいことを書いておくノートです。

 

一般社団法人生前整理普及協会の生前整理アドバイザー2級認定講座では

「エターナルノート」として記載していただきます。

 

それは、生前整理が「生き活」だからです。

エンディングではなく、これから先を見据えての「エターナル」永遠のノートなのです。

 

ただ、世間ではエンディングノートという表現の方が周知されているため、

一般的な意味として使う場合は、このブログでも「エンディングノート」と書かせていただきますね。

 

さてさて、このエンディングノート、

何を使って、どのように書いていけばよいのでしょうか。

 

みなさん、エンディングノートの重要性は十分に理解されており、

書かないといけないと思っておられるのですが、

「忙しくて、書く時間がない」

「どうやって書いたらよく分からない」

「親に書いてもらいたいんだけれど、どのように伝えたらいいのか分からない」

というご意見をお聞きします。

 

いずれにしても、

ご自身ものを書くにしろ、

親御さんにお勧めするにしろ、

何を使って書けばいいのか、はっきり決まらないと進めようがありません。

そこで、ノートを作成するための「もの」の特徴について、整理していきましょう。

 

まず、どのような方法でエンディングノートを作成するのか、

大きく2種類に分けることができます。

アナログか、デジタルか。

 

アナログなら手書きで、

デジタルならば、WordやExcelなどパソコンのデータとして保管したり、スマホのアプリもあります。

 

アナログとデジタルの間の方法として、パソコンで作ったものを印刷するという方法もあります。

 

手書きのメリットは、

・文字を通じてその人の人柄や気持ちが伝わる

・手書きをすると、パソコンで入力するより気持ちが豊かになるので、

 書きたいことが湧き上がってきやすい

・いつでも誰でもすぐに見ることができる

 

手書きのデメリットは

・内容に変更がある場合は、書き直しが大変

・何度も訂正すると汚くなる

・生前に誰かに見られる可能性がある

 

デジタルのメリットは、

・書き直しが簡単

・パソコンに慣れている人には楽

・字が書ける状態でなくなったとしても、作成できる

・複数人で共有することができる

・パスワードをかけて、人に見られないようにすることができる

 

デメリットは

・作成した時の気持ちが伝わりにくい

・単調な印象となってしまう

・パソコンに慣れていないと、かなりの時間がかかる

・印刷せずにデータで残しておくと残された人が見つけられないかもしれない

(印刷しておくことで、回避できます。)

・作成する時期によっては、長期間の保存となるので、

 アプリを利用した場合、必要なときにそのサービスがなくなっている可能性がある

 

次回以降は、このエンディングノートについて、もう少し深く考えていきたいと思います。

 

本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

生前整理講座情報

生前整理アドバイザー2級認定講座(一般社団法人生前整理普及協会認定講座)

 このほかにも、「生前整理」や「エンディングノート作成」に関することなど

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