先日、「未成年後見」の研修を受けました。
病気や障がいで、判断能力に衰えのある成人の方を支援する「成年後見」制度とは別に、
判断能力はあっても、様々な事情で親権者がいない未成年の方を支援する
「未成年後見」という制度があります。
私自身、成年後見人として数名の方に携わっていますが、
未成年後見については、未だ関わったことがありません。
「財産管理」や「身上監護」を行うといった点では、
成年後見も未成年後見も変わりはないのでしょうが、
研修を受けて、未成年後見の身上監護は、特に難しいということを痛感しました。
高校卒業後、児童養護施設を出てから成人するまでの期間において、
未成年後見人として携わるケースが多いようですが、
成長過程にある子供と接することの責任はとても重いものです。
教育を受けさせることは当然ですが、
たとえ20歳でも、成人となった後はすべて自分の責任となるのですから、
自分で責任を負うこと、自立させるといった点も支援していく必要があるのでしょう。
自分の子供ですら、どのように向き合うべきかと問われるこの時代に、
赤の他人が未成年の子に接するのは、とても難しいと思われます。
ただ、とても重要な制度であることには間違いありませんね。
勉強することはたくさんあるなあと、再認識しました。
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