ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

コメントを受けて・・・私の思い

2016-01-27 23:25:45 | 思うこと
またいろいろとコメントをいただいています。

コメントを下さった方
私のために考え、時間を割いていただき、本当にありがとうございます。

しかし・・・

こういう記事を書くと、やっぱり・・というか、
これまでもそうですが、子の不登校を経験した方とそうでない方とで意見が割れますね。

両者の間にどうしても越えられない壁が立ちはだかっているようです。
なかなか分かり合えないといのは、少し寂しく感じます。



私の感じたことを書かせていただきますね。

褒めて欲しい?

私がそう思っていると思われたことは、とってもビックリしました。

「ダメ息子」とは思わない・・・と言っただけなんですけどね。


子どもがケン太のような状況になったら、悩まない親はいないと思うんです。

バイトやる、やるとずっと言っていても、やれない子が
フリーターをやると言っているんです。
何時に寝ても、何時に起きても困らない自由きままそうに見える生活。
好きな時間にテレビみて、好きな時間にスマホして・・・
最後の課題、本当にできるのかどうか・・・

普通の親だったら、そんな子どもの姿にイライラしてしまうし、
この先、どうなるんだろうか・・・と不安が募っていくと思うんです。

そんな状態でも、

大丈夫だよ!それでいいんだよ!

と心から言える親はなかなかいないのでは?
私は言えません。

自分がそう思わないのに、人様に求めるわけないですしね。

ただ、大丈夫と思えないからといって、否定してはいけないと思います。

イライラや不安が募ると、どうしても、
子どもの出来ていない部分ばかりに目がいってしまい、

「何も考えちゃいない」
「そんな生活していたらろくな人間にならないよ」

と、子どもを否定する心を持ってしまいがちです。

行動ならともかく、人格そのものをです。

「ダメ息子」とは思わないと言ったのは、

行動は受け止めにくくても、
子どもの人格だけは否定しないようにするという意味です。

大丈夫って思えない時こそ、どうしても不安が消せない時こそ、
そう胆に銘じなければと思います。


それと、

今の状態で、将来、ケン太が大成する姿を想像するのは難しいです。

だからといって、100パーセントダメなんてこともないし、
親が無理でしょ!って決めつけてもいけないと思います。

ダメと決めつけたくないから、あえて

大成したとしたら・・・と書いただけのことです。

少ない望みであることはわかっています。

「大成するとは思えません」と

そんなにきっぱり、言葉を投げかけないでくださいね。

お手柔らかにお願いできればと思います。


あとは・・・

自立を促す時では?
促す工夫をされては?

そういうご意見かと思いますが・・・

焦っていないように思いますか?
何も促していないように思いますか?
何も工夫してないように思いますか?

もひとつ言うなら・・・

学校は別に行かなくてもいいと思っているように思いますか?

これまでのコメントでもいつもいつも感じることなのですが、
私がそう思っていない・・・という前提でのご意見かなと感じます。

ケン太が行動していないのは発破かけていないから。
促していないから。
ケン太が今のほとんど登校しないコースにいるから、
別に学校生活に意味を感じてなくてもいい・・・・

そんな簡単に結びつけないでほしいです。

ケン太が動かないなら、
動かす必要はなしと思っているわけではありません。

それならそれでいいじゃない・・・と思ったことなどありません。

動ける力があるのなら、動いてほしいと思っています。

でも、なかなか動くのが大変なんです。

さとこさんの言葉を借りるなら

「お尻叩いて動かせるなら苦労は無いのですから・・・
こちらからお膳立てしたくても、
親が動かそうと思っている事を敏感に感じて、余計に動かなくなる、
頑なになる、そんな経験を何度となくしてきたので」


それに動かそうとすることが、いい方向に作用するとは限りません。

自分の部屋に閉じこもり、親との接触をシャットアウトしてしまう子。
いますよね?

(そういう子は本当は動きたい子です。
でも、動けない。そんな自分を嘆く親の顔を見るのが辛いのです)

だから、

もう少し焦った方がいいんじゃないのですか?
そろそろ自立に向けて促した方がいいんじゃないですか?

という言葉を向けられると力を無くしてしまいます。

そうしたいです。
そうできたら苦労はしない。
できるならもうとっくにしています。
でも、難しいんです・・・

・・・という気持ちです。

皆さんが言われることはひとつも間違っていません。
正論ですから、間違っているわけがありません。

でも、正論が通じる子ばかりじゃないです。

不登校になってしまう子は、正論が通らない子が多いです。
正論で勝負するのが難しいのです。

正論が通じない子にはどうしたらいいですか?

ゆうちゃんの言葉を借りますと

「背中を押してあげる、枠組をつくってあげる、やれることを、 そうだよね。
じゃあどおしたら良い具体的に? ですよね」


子どもが不登校になった親はあちこちから正論を浴びせられています。

正論は十分わかっているのです。
自分もそういうもんだと子どもに向けてやっていたことですから。

やってみて上手くいかなかったことを、やれと言われたり
やっていないと言われたり・・・

そこに否定まで入ってくると、悲しくなります。

そこじゃなんだけどな・・という思いに駆られてしまう。


不登校の考えはいろいろあり、学校という場所に拘らない考えもあります。
でも、私はずっと学校は必要だと思ってきました。

将来、厳しい社会にでていくための社会性、コミュニケーション能力や、ストレス耐性など、
社会人として必要な力を備えるには、いろんなタイプの子がいる学校という場所が
最適な場所だと思っています。

私は学校に行かなくても構わないなどと一度も言ったことはありません。

ケン太が今、普通の高校生活をおくれていないのは私としては残念な思いです。

それなのに、学校の必要性を切々と語られても・・・と思います。

わかっていないって思われているんでしょうね。


そういう「思い」のすれ違い?

どうもそれで、分かり合えないということが起きてしまうようですね。


子育てのやり方は、子どもの数だけあると思います。
子どもと親の相性でも変わってきます。

たくさんの子育てがあるのですから、
もちろん、自分と違う子育ては気になるし、疑問に思うこともあると思います。

疑問を投げかけてもいいと思います。

でも、それはあくまでも、相手を理解しようとする行為であってほしいです。
否定であってはならないですね。

わかりあえなくたっていいんです。
そんな人間同士、わかりあえるものじゃありません。

自分のことだって本当にわかっているかどうか疑問なんですから。

わかってほしいとか・・・
わからせたいとか・・・

相手に求めなくても、相手という存在を尊重し認めあえればいいですね。


これからもどうぞよろしくお願いします。





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コメント (23)
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