ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

いくつになっても追える夢

2020-01-14 23:00:29 | 私(みぃみ)
昨日、さんまさんの番組で「夢叶えたろか?」だっけな。
観た方、いらっしゃいますか?

ピアノにまったく触れたことがない。楽譜も読めない。
そんな当時、52歳だった海苔漁師の男性が、
ある日、フジコヘミングさんの『ラ・カンパネラ』の演奏を聴き、心を打たれ、
「自分も弾いてみたい!」という一心で、7年間、毎日8時間、まったくの独学で、
『ラ・カンパネラ』だけを練習し、弾けるようになり、
フジコさんご本人に聴いてもらう・・・という企画でした。

フジコさんの演奏に出会う前は、飲んで演歌を歌ってという
クラシックにまったく縁のない生活。
奥様には、「音大出た私も弾けないのに、絶対無理!ばかじゃないの?」とバカにされていたのです。

それが、それが・・・素晴らしい演奏で。
いや~なんか感動ものでしたよ。

フジコさんも「ブラボー」「考えられない」と。
「演奏家の手をしている」
「あなたの人間性が音に伝わっている。それがいい音になっている」とも。

おじさまは(と言っても私より年下ですが)
まさかご本人に会えるとは、それだけでも奇跡なのに、自分の演奏も聴いてもらえるとは・・・
「こんな年になっても夢を追いかけられるんだ」と物凄く感動していました。

その番組をケン太と観ていたのです。
なんども私をこづいてきて、「ほらほら~あなたも頑張れば?」

「もう、諦めちゃってない?」
「だいたい、いつもそんなに真剣に練習していないよね?」
「レッスンが近いからって、慌てて弾いているだけだよね?」
「特にこれ弾きたいっていう曲ないんでしょ」
「与えられた曲、ただなんとなく弾いているだけなんだよね」

わかっちゃってた?
その通りでございますよ。
しかし、随分とはっきり言ってくれるねぇ~

でも、ケン太は、その言葉、ひとつひとつに・・・

「わかるよ~」
「俺もそうだったよ~」

みたいな言葉を付けてくれていました。

非難してフォロー?
落して上げる?

心得ているじゃないの~(笑)
ケン太も成長していますね。

でも、言いたいことは言うというね


ケン太は習っている時は、不真面目で、
発表会が嫌で辞めてしまいましたが、
今でもピアノ弾いています。

私も真剣じゃないけど、辞めたくはないという。
どこかでぐっと弾きたくなる時が訪れるんじゃないかと思っているんですが、
まだやってこない(笑)

でも、昨日は感化されましたね。
夢を実現させることに年齢は関係ないんだなと。

『ラ・カンパネラ』は無理だけど、
ちょっと高い目標を持ってチャレンジしてみてもいいかな・・・と。

ちょっと勇気をもらえました。

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