今日はピアノの日でした。
坂本龍一さんの「Energy Flow」どうにか通しで弾けるようになった段階です。
まだ怪しげなところが多々あるので、スムーズに弾けるようになるにはもう少し時間がかかりそうです
私がレッスンを受けている部屋の隣に、もうひとつ部屋があり、
そこで、私の時間の前に小学校低学年の男の子がレッスンを受けています。
時間待ちしている間に、その男の子が部屋から出てくるのですが・・・
まあ、いろんなことをやってくれます。
部屋に忘れ物をして(多分、わざと)先生が気づいて、その忘れものを持って「○○君~」と追いかけたり・・・
部屋を出て足早に去って行くその男の子の後に、片方の靴が脱ぎ捨ててあったり・・・
それに気が付いた先生が靴を拾って「待ってぇ~」と、追いかけたり(笑)
ここに、けん太がもう1人いるわ~って思いました。
今日は何をやらかしてくれるんだろう~と楽しみになってきました
たまにお父様がお迎えに来るのですが、先日、先生がお父様に
「学年があがったら少し落ち着いてきて、大分、席に座っていられるようになりました」と。
「席、立ったりしてたんですか?」
「はい。そうですねぇ~」と笑顔で。
さりげなく報告してました(笑)
今年2年目の若い先生。
男の子に手を焼いているという感じではなく、笑いながら、うま~く相手してあげてる感じです。
男の子は先生のこと好きで、先生の気を引きたいからそんな行動に出るのかもしれませんね。
(ピアノが嫌だから集中できない・・・という場合もあるけど)
私のピアノの先生、つまりはけん太の元先生。
何かと他のことに興味がいってしまい、なかなかピアノに集中できないけん太を、上手く操作してくれました。
ある程度、その興味に付き合ってくれてから、ピアノのレッスンに上手く誘導するという。
「私、男の子の生徒、多いんです」と言っていたので、けん太みたいなタイプの男子の扱いも慣れたもんでした。
しかし、けん太が中学受験をすることになり、受験塾に通うことに。
ピアノのレッスンと塾の曜日が重なってしまい、他の曜日の先生に代わることになりました。
お若くてとっても優しそうな先生でした。
しかし、けん太の予想つかぬ行動に戸惑い、辟易していたと思います。
けん太が望まれていない生徒であることは明らかでした。
先生の表情をみれば察しがつきます。
発表会の日、会場で先生のお姿を発見し、一瞬、目が合ったのですが、
次の瞬間、さっと違う方向を向かれました。
避けられた・・・と思いました。
悲しかったけど、仕方がないなと思いました。
きっと「親が何も言わないから・・・」と、私のことも呆れていたのでしょう。
最初の先生が上手に対応してくださっていたので、私に「お任せしていれば大丈夫」という甘えがあったのかもしれません。
ただ、最初の先生は上手く対応してくださっていただけでなく、けん太のこと、とても可愛がってくれました。
だからけん太も先生のことが好きでした。
だから「お任せていれば・・・」と思えたのかなと思います。
けん太が不登校になり、中学受験を諦め、また元の先生のところに戻りました。
改めて、元の先生の生徒でいられることのありがたみを感じました。
けん太は、当時、折り紙でいろんな物を作って、先生に持っていきましたが、先生は今でも全て大事に保管してくださっているようです。
本当にありがたいです。(親の私は何ひとつ保管していないのに)
けん太のことを受け入れてくれて、未だに近況も気にしてくれていて・・・
そんな存在がいてくれてとても嬉しいのです。
だから、先生とはずっと繋がっていたいし、生徒であり続けたいと思っています。
レッスンの方は思うように進んでいませんが
なんとか頑張ります