先日、朝の情報番組「ZIP!」で「大人の発達障害」を取り上げていました。
以前、不登校の約半分は、グレーゾーンを含め「発達障害」であると聞いたことがあります。
けん太も色濃い部分があるしね。不登校とは無縁ではないだけに、興味を持って聞きました。
今日は、その内容を紹介できればと思います。
お笑い芸人のエハラマサヒロさんの場合。
悪いことしていないのに、ムッとされたり、好かれてないなぁ~と思ったり・・・
嫌われたり、孤立してしまうこともあった。
「なんでだろう?」と思っていたそうです。
他にも、時間通りにやることが難しく、遅刻が多かったり、
ジッとしていることが苦手だったり・・・
大人になり「発達障害」という言葉を知り、自分に当てはまることばかりなので、診断を受けてみたら、
「ADHD」と「ASD」であるという診断が出たとのこと。
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自分の苦手なことに答えが出たことで「なるほど!」「スッキリした!」と。
診断のメリットは・・・(発達障害医療研究所所長のお話)
自分のことが理解できることが、「生きやすさ」に繋がる。
助けを求めることができる。
自分を客観的に振り返る。
エハラさんの奥様は、その診断を受けて、特性を理解し、伝え方を変更したそうです。
耳からの情報が伝わりにくいと聞いたので、文書で、一つずつ頼むことに。
エハラさんは、自身を振り返り、強い集中力やこだわりがあることで、いろんなことが身についた。
人を笑わせたいので芸人になった。
歌がダンスが好きだから、仕事にできないかな・・など考えた。
楽しいことはとめどなくできている。
苦手を乗り越え、得意なことを伸ばすことができる。
発達障害に、プラスの面がたくさんある。
そう思えるようになったそうです。
障害者雇用促進法では・・・
発達障害の人は苦手なことへの配慮を求められる。
事業主は合理的配慮を行わなければならない。
・・・となっている。
ある企業が紹介されていました。
株式会社サザビーリーグ(アパレル・服飾雑貨・生活雑貨・飲食サービスなど幅広いブランドを展開)
の子会社、株式会社サザビーリーグHRでは、従業員76名のうち70名が発達障害だそうです。
会話が苦手な人のために電話を置かない。
スケジュールを視覚で指示する(ボードを利用)などの配慮がある。
そこでシステムエンジニアとして働く女性。
彼女は、20代の時に、コミュニケーションが苦手なASDの診断をうけています。
苦手はことは、曖昧な指示を受けること。
同僚は、彼女の苦手を理解してるので、気軽に質問することができるそうです。
得意なことは、細部に目が行きやすい。
作成したシステムが正常に稼働するかをチェックする時に違和感に気づきやすい。
得意を生かす仕事ができている。
サポートしてもらえているので、とても働きやすい・・・とお話されていました。
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この本は、私がかなり前に購入した本ですが、初版が2011年です。
帯に・・・日本人の10%はADHD? と書かれていますね。
今ならもっといるかも?
人の話を聞かない・・・
朝起きられない・・・
捨てられない・・・
お金の管理が苦手・・・
けん太のことですか?(笑)
他にも、タバコ依存、不登校では、暴力がでるタイプとも
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自己診断のチェック表もあるので、けん太のをやってみると・・・ADHD色、濃いめですねぇ~
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主人は思ったほどではなかったですが、どちらかといえば、アスペ寄りのような気がします。
私は大丈夫でした。
ADHDで偉業を残した人とは・・・
坂本龍馬、織田信長、エジソン、ベートーヴェン、フランクリン、リンカーン、アインシュタイン、ビル・ゲイツ、ココシャネル、トムクルーズ、スティーブ・ジョブズ、長嶋茂雄・・・
アスペルガーは、イチロー、米津玄師、イーロンマスク、スティーブ・ジョブズ(こちらでも)・・・
たくさん、いらっしゃいますね。
何かに突出しているものを持っていて、夢中になることもできるので、才能が開花するのでしょうね。
精神科の医学博士である、この本の著者も、ADHDです。
ご本人の、ADHDのセルフレポートも書かれていますが、なかなかのものですよ~
本質は気ままで、人から指図されるのが大嫌い。すべて自己流儀で、人から一方的に命令されると、ムカッときて、わざと反対のことをやりたくなる・・・けん太ですか?(笑)
また番組に戻りますが・・・
エハラさんが、奥様から言われた言葉で、一番響いたのが・・・
「人ってみんなに迷惑かけるもの」・・・だそうです。
発達障害でなくたって、人間、できないことは誰にでもありますものね。
それぞれが、苦手を埋めて生きていければいいのだと思います。
出来ないことを出来るようにする・・・のではなく、
自分には何が出来るのかと考え、それを伸ばしていければいいですね。
今は決して、特別なことではないので・・・
まずは、本人が、等身大の自分に気が付き、「発達障害」であることを認めることができて(認知)受け入れられること(受容)
そして「良き理解者」がいること。
まずは、家族が「良き理解者」でありたいですね。
いつもありがとうございます。