忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

一房の葡萄

2008-08-08 19:50:02 | BOOK
ひさびさに読み返してみました、有島武郎の「一房の葡萄」。
約20年ほど前に購入したものですが、
¥230という値段がいいですね。
(この当時から文庫本の100シリーズに弱かったんですね、私。)
最近は本も本当に高くなりました。
原油高できっとまた本もそのうち値上がりしちゃうんだろうなぁ・・・。

さて、内容のほうはといいますと、
かなり驚きました。
童話というよりはむしろ文学作品といったほうがいいかも。
かなり高度な内容でした。
子どもたちにけっこういろいろな本を読み聞かせてきましたが、
かなり異質でした。(いい意味で。)

有島の日記には
「子どもに『赤い鳥』を読んで聞かす。
よき童話一つもなし」と書かれてあったようで、
その年に童話を発表したようです。

ひとことでいうなら「現実的」で、
熟した童話です。
おそらく男親だからこそ描ける童話なのでしょう。
うまく表現できませんが。

娘がもう少し大きくなったら読んでやろうと思います。
読み聞かせたい童話ですね。


話は変わりますが、昨日のタモリさんの弔辞、
かなり胸を打ちました。
よほど練りに練った文章なんだろうなぁ・・・なんて
思っていたら、「白紙」だったのでは?とのウワサが。
もしそれが本当だったとしたらかなりすごいです。
おそろしいまでの才ですね。
以前、「この人のブログがあったら、読んでみたいと思うタレントは?」の
アンケートがあって、1位だったタモリさん。
もしあったら私も読んでみたいです。
昨日はタモリさんの弔辞を聞きながら、
思わず泣いてしまいました。
本当に赤塚先生のこと、お慕いしていたんだなぁ・・・と。
赤塚先生のご冥福をお祈りいたします。


今日はとっても暑かったです。
「そうじ力」の本を探すのはあきらめて
地道に掃除をしていました。
でも片付けても片付けてもそばから散らかしていく子どもたち。(ためいき)
コメント
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