新紙幣 来年7月発行へ 渋沢栄一をデザインした一万円札など
財務省と日銀は「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家、渋沢栄一の肖像をデザインした一万円札など、3種類の新しい紙幣を来年7月をめどに発行すると発表しました。
これは28日、新たな紙幣の印刷を開始している東京 北区の国立印刷局の工場を視察したあと、鈴木財務大臣が記者会見で明らかにしました。
会見の中で鈴木大臣は「発行の開始の時期を来年7月前半を目途とする。
金融機関や民間事業者におかれては準備を引き続きお願いしたい」と述べ、新紙幣の発行の時期を明らかにしました。

新たな紙幣には、一万円札に「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、五千円札に日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、千円札に破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎の肖像をデザインします。

新たな紙幣では、偽造防止の技術も強化していて、世界で初めてとなる最先端のホログラム技術が導入され、紙幣を斜めに傾けると肖像が立体的に動いて見えるほか、「すかし」は、肖像を映し出すだけではなく、紙の厚みを微細に変え高精細な模様を施しています。
政府は、来年3月末までに新たな紙幣を合わせて45億3000万枚を印刷する計画で、来年7月以降、需要に応じて順次、必要な量を発行したいとしています。
世界的な危機にある COVID-19 のパンデミック後の社会と経済再建を目的として、チャールズ3世(当時皇太子)とWEFがこの会議を招集した。
この会議において、著名な経済界の人々や政治家が一堂に集った。
この会議において、WEF の最高経営責任者であるクラウス・シュワブは、グレートリセットにおける 3 つの主要な要素を説明した。
第一の要素は「利害関係者の経済」に向けての条件整備であり、第二の要素は環境や社会、ガバナンス(ESG)の指標に基づく、より「弾力的で公平、かつ持続可能」な方法での建設、つまり、より環境に優しい公共インフラを創り上げるプロジェクトであるということ、第三の要素は公共の利益のために「第四次産業革命の先進性」を利用すること、であると説明している。
この会議の開会における基調講演では、国際通貨基金の理事長 Kristalina Georgieva は、持続可能な対応に向けての 3 つの主要な側面を指摘した。
それは、緑の成長、スマートな成長、公平な成長の 3 つである。
グレートリセットというプロジェクトの立ち上げ式において、チャールズ皇太子は、主要な行動領域というものを挙げたが、それは 2020 年 1 月に導入された「持続可能な市場イニシアティブ」で挙げられたものと同様であった。
その中には、科学・技術・発明の再活性化、世界的な二酸化炭素排出ゼロへの移行、炭素への価格設定の導入、長年の社会的誘因構造の再発明、さらに多くの環境投資を含む投資収支の調整、環境に配慮した社会資本プロジェクトの奨励、などが含まれていた。
2020年6月、2021年1月の第50回世界経済フォーラム年次総会のテーマとして「グレートリセット」が発表された。
その時の会議はスイスのダボスで開かれ、オンラインあるいは直に出席する方法との両方で世界的な指導者たちが世界中の 400 都市をネットワークを通じてつながった。
グレートリセットは 2021年5月にルツェルン (Lucerne) で行われた WEF のサミットでも主要議題となるはずだったが、2022 年に延期された。
一般的に世界経済フォーラムは、地球規模で扱われる現在の世界では複数の国家にまたがる企業や政府機関、市民の社会的組織(CSOs)によって自主的に組織された共同体によって最も上手く管理されると考えている。
金融危機や COVID-19 パンデミックなどをはじめとした世界的に不安定性な時代にこそ、まさにその実践を行う絶好の機会であると捉えている。
ニューヨークタイムズ、BBC ニュース、ガーディアン、ルドボワール、カナダ放送協会によれば、アメリカの極右派や保守派によって広められた陰謀論はグレートリセットフォーラムの開始時に急増した。
そして、アメリカ大統領ジョー・バイデン、ニュージーランド首相ジャシンダ・アルダーン、カナダ首相ジャスティン・トルドーなどの指導者が演説の中で「リセット」に基づく考えを取り入れたことで、熱を帯びるようになったとされている。