最近整備ネタが続いているので、聞いた話を書き残す事にした。
その人が今からウン十年前、学生時代にアルバイトで某自動車メーカーの
エンジン組み立てラインで働いていた頃の話し。
ラインでは、各部品は当然公差の範囲で組みつけが行われ、バランスも規定値
に収める事になっていたが、実際には組み上がったエンジンの中にはどうしても
始動しないモノが出来上がる事があったそうだ。
その時は爆発力の強いニトロの様な特殊な燃料を入れ、強制的に始動をさせるよう
にしていたとの事。一旦始動すれば、後は多少リングがシリンダー壁を削ろうが、
クランクシャフトのバランスが悪かろうが、フリクションロスが多かろうが、
規定の検査に通りさえすれば、良品として車体に組み込まれ出荷されていた
との事。
こういう素性の車かどうかをユーザーは知る由もなく、指定通りに幾ら馴らし
を慎重に行ったとしても、燃費が延びなかったり、回転にスムーズさを欠いたり、
出力が少な目とかになり、これが所謂当たり、外れという言葉の意味だった
のかもしれない…
その人が今からウン十年前、学生時代にアルバイトで某自動車メーカーの
エンジン組み立てラインで働いていた頃の話し。
ラインでは、各部品は当然公差の範囲で組みつけが行われ、バランスも規定値
に収める事になっていたが、実際には組み上がったエンジンの中にはどうしても
始動しないモノが出来上がる事があったそうだ。
その時は爆発力の強いニトロの様な特殊な燃料を入れ、強制的に始動をさせるよう
にしていたとの事。一旦始動すれば、後は多少リングがシリンダー壁を削ろうが、
クランクシャフトのバランスが悪かろうが、フリクションロスが多かろうが、
規定の検査に通りさえすれば、良品として車体に組み込まれ出荷されていた
との事。
こういう素性の車かどうかをユーザーは知る由もなく、指定通りに幾ら馴らし
を慎重に行ったとしても、燃費が延びなかったり、回転にスムーズさを欠いたり、
出力が少な目とかになり、これが所謂当たり、外れという言葉の意味だった
のかもしれない…