「しんぶん赤旗」2024年12月27日
「もう二度と繰り返してはならない」―。22日に開かれた米兵による少女暴行事件に抗議し再発防止を求める沖縄県民大会には、県民の怒り、願い、命と尊厳を守る決意があふれました。沖縄タイムス、琉球新報の地元2紙や「しんぶん赤旗」が23日付1面トップほかで大きく報じた一方、全国紙は「朝日」「毎日」が社会面下段で報道、「読売」に至っては紙面で扱わず関心の低さが際立ちました。
沖縄タイムスは、テレビ欄を中面に移し、戦後に県内で起きた米軍に起因する性暴力事件の一覧を、最終面いっぱいに掲載。それでも「氷山の一角」だと報道しました。「赤旗」も1~4面を使って沖縄の声を伝えました。
戦後80年近くたっても事件・事故が後を絶たない背景には、戦後27年間にわたる過酷な米軍支配、本土復帰しても国土の0・6%の面積しかない沖縄に在日米軍専用基地面積の70%超が押し付けられている現状に加え、米軍特権を保障する日米地位協定があります。大会は決議で地位協定の改定を要求しました。これらは沖縄だけの問題ではありません。
県民は、1995年の少女暴行事件など米軍による事件が起きると、県民大会などで繰り返し声を上げてきました。今回の大会でスピーチした大学生は、「沖縄に幾度となく押し寄せる悲しみの波はいつになれば止まるのか」と切実な声を突きつけました。
全国紙の報道姿勢の背景には、年々強まる「日米同盟絶対」の思考停止状態があります。「しんぶん赤旗」は、アメリカ言いなりの政治を根本から変える立場を貫き、沖縄に連帯する報道を貫きます。(K)
そろそろ今年を振り返る記事でも書こうかなとは思うのだが、あまりパッとしたことが浮かばない。
底が抜けたような社会である。
それが明るみになるだけ良い方向に進んでいるということか?
とにかく誠実に生きてゆく。
被団協のノーベル平和賞受賞は一条の光だ。