2011年という年を、3.11という日を。
今年も今日で終わり。皆さん大変お世話になりました。ありがとうございました。
江部乙の地に決めて冬を迎え、春の訪れを心待ちにしていました。この雪の下にはどんなものが、どんな命があるのだろうか。わくわくしながら、春の陽射しが降り注ぐころには融雪剤として炭の粉を3回に渡って散布した。炭は微生物のいい棲家になる。少し傾斜があり日当たりの良い畑は瞬く間にその姿を現した。雪の下からクレソンの群落が現われた。ふきのとう、福寿草、つくし、よもぎ。発見するたびに心が躍る。
そんな矢先の3.11でした。たくさんの奇跡が起きますようにと祈った。30万人もの避難者が出た。妊婦やあかちゃ抱いたお母さん、からだの不自由な人、障がいを持つ人をどうにかできないものか。「被災者を受け入れる一般家庭」を訴えるために書いたところ、被災者からのアクセスが急増してしまった。なんと馬鹿なことを書いてしまったのだろうと後悔しました。「被災地中学で卒業式」は中学教師の訴えでした。これもアクセスが多数ありました。でも奇跡はそう多くはなかった。
本格的な春の訪れ。桜が咲き藤の花、つつじ、睡蓮と。
農作業は順調に進み、収穫を迎えます。58人も来た収穫祭。でも販売面では苦戦でした。ミニトマトのジュース。これは逸品でした。
当事者家族も増えました。長い長いトンネルの遥か向こうに小さな光が見えてきました。あせらないで、あせらないで。
来年もまたこのブログともどもよろしくお願いいたします。
皆様のご健康を祈って。