食べ歩きとハイキングの旅

酒どころ&ワイナリー、美味しいものを求めて日々散策しております。

【岩手!!-一関の居酒屋】築100年以上の蔵を改装した、地元料理を頂ける「こまつ」~♪

2022年05月04日 | 旅行

 

<私共は、3回目のワクチン接種とともに、PCR検査も陰性の確認済みです>

ゴールデンウィークは車で岩手方面へ、4泊5日の旅です。

 

2泊目の夜は、一関駅近くの居酒屋「こまつ」を予約いたしました。

築100年以上の蔵を改装した店で、

地元ならではの酒や料理がいただけるという事なので、期待出来ます。

満席で、店内に滞在中も多くの電話がかかってきて、お断りしていました。

予約必須ですね。

 

お一人様も、カウンター席でOK、後ろにテーブル席となっています。

 

定番メニューの他に、本日のおススメはボードに書かれています。

季節感がありますね。

 

寒いので、まずは熱燗を・・・と思いきや、

「十四代」を見るなり、即座に変更いたしました。

「花邑」は、秋田県の「両関酒造」のお酒なのですが、

「十四代」の「高木酒造」から異例の技術指導を受けたものだそうです。

 

こんなに、入手困難なお酒がいただけるとは!!

「ウチは変な値段はとりませんので」と、店主が快く提供してくださいました。

この、表面張力でこぼれないギリギリまで注ぐのが、うまいですねぇ。

「十四代」はかなり華やかで、お酒そのものは幻の銘酒だけあって素晴らしいものです。

最初の一杯としては、大変美味しくいただくことが出来ました。

しかし、料理と併せるのでしたら、もっとスッキリとした方が良いかも知れません。

「花邑」は、その点、華やかでありながらもスッキリとした味わいです。

・・・と、私は感じたのですが、夫はどちらも料理と併せる酒ではない、と。

 

店主に伝えると、「はい、はい」と、すぐに理解して別のお酒を紹介してくださいました。

こちらの「限定入荷」のメニューにあるのですが、

「日高見」と「八重桜」です。

どちらも、料理に合う辛口で、スッキリとしながらも香りのよいお酒です。

「日高見」は、「ひとめぼれ」を磨いて作ったお酒なのだとか。

 

サクラマス昆布じめ、春カツオ刺身、

とっても鮮度が良いです。

ホヤの昆布じめ。

ホヤ酢はよくいただきますが、昆布じめというのは初めてです。

これは、丁寧さが感じられてとても美味しいです!!

本日のカキ、三陸の大舟渡産、

大きくて、プリップリです。

イワシの丸干し。

日本酒がすすみます~(^^♪

一関産アスパラの天ぷら、穂先筍の天ぷら、

柔らかく、春の味わいです(^^♪

 

〆は、定番メニューの中から

岩のりおろし蕎麦(ぶっかけ)を。

お昼にも提供している手打ち蕎麦で、ツマミとしても美味しいです。

 

今回の旅は和食が続きそうなのですが、幻と言われるお酒もいただけましたので、大変満足です。

(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

店主の方も、大変丁重で感じの良い応対でしたし。

 

帰り道はとても寒くなり、雨がシャーベット状の様に見えます。

まさか、雪になるのでしょうか?

ゴールデンウィークです、東北地方とはいえ、市街地の平野部ですけど!?

ホテルにたどり着いて窓を見ると、花びらのような雪が吹き付ける様に激しく飛んでいます。

うっすらと積もっているのは、雪!?

白いフワフワが激しく舞っているのですが、黒い屋根に、雪が積もっています!?

翌朝見ると、確かに白く雪が載っています。

 

え~っ、夏の気温を想定していましたのに、冬ですか-っ!?

ホテルのフロントの方に訊ねましたら、いくら岩手県であっても、

この時期に雪が降るのは大変珍しいとの事です。

 

旅は、何が起きるか分かりませんねぇ。

 

3日目はピカ晴れとなりました。

平泉で中尊寺を散策してから盛岡に向かいます☆彡

 

■食事処 居酒屋こまつ 

公式HP : http://www13.plala.or.jp/komatsu-/

公式Twitter : https://www.facebook.com/IzakayaKomatsu/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【岩手!!-酒蔵のビール】世嬉の一(せきのいち)酒蔵の見学コース~!!

2022年05月04日 | 旅行

<私共は、3回目のワクチン接種とともに、PCR検査も陰性の確認済みです>

ゴールデンウィークは車で岩手方面へ、4泊5日の旅です。

 

本日2日目は那須から一関まで行き、餅でランチ、達谷窟毘沙門堂、毛越寺に立ち寄りました。

そこまでは、別ページに記載させていただきました。

 

その後15時からは「世嬉の一(せきのいち)酒蔵」でクラフトビールの工場見学です~(^^♪

ホテルに車を置き、酒蔵に向かう途中なのですが、

何かのイベントで歩行者天国となっています。

あいにくの雨なのですが、人々は出歩いています。

川の近くの通りにありました。

世嬉の一酒蔵(せきのいち)酒造は、創業大正7年より続く老舗の蔵元です、日本酒のね。

入口から見て正面には、

酒の民俗博物館(有料)とか、文学の蔵(無料)とかもあります。

仕込み桶も展示されていて、老舗としての立場が意識されていますね。

こちらの新しそうな建物が、売店であり、酒蔵の受付となっています。

入口は矢印の方向へと案内されていますが、雨が降るのでこちらから失礼・・・。

こちらで、見学受付です。

やはり、日本酒ですよね、ここは。

正面が蔵元レストランやカフェ、右手が蔵を改修した多目的ホールやビール工場となっています。

見学は、右手の建物へ。

ゴールデンウィークだというのに、見学者は私たちだけです!!

1階の多目的ホール。

石蔵と書いて「クラストン」と呼んでいるそうです。

以前は、ビアホールだったのでしょう、壁面の飾りも凝ったものです。

2階に上がり、クラストンの裏側にあるのがビール工場です。

 

工場は、これだけっ!?

こんな狭い場所で!?

しかし、ここでは数多くのクラフトビールが作られています。

説明が、すばらしいんです!!

 

ビールの始まりから教えてくださいました。

ビールは、古代エジプトの時代から造られていたのですが、その当時は冷蔵庫などありませんでした。

特に、冷たい飲み物ではなかったのです。

 

ビールの醸造には酵母の沈み方で「上面発酵」と「下面発酵」があるのですが、

「上面発酵」が古くからの方法で、常温で発酵します。

一方、「下面発酵」は5度前後の低温で発酵します。

雑菌が繁殖しにくく製造管理しやすいので、大手企業が採用している方法です。

温度管理のための大掛かりな設備が必要となります。

 

こちらの世嬉の一酒蔵では、いきなり大掛かりな設備を取り入れる事もできませんので、

比較的簡易に出来る、「上面発酵」を取り入れたのですが、それが大当たりだったというわけです。

 

ビールは、大麦麦芽、ホップ、酵母、水、意外に「副原料」も認められています。

酒税法場で認められた副原料には、様々なものがあるのですが、

思わず、笑ってしまいました(^^)/

 

これは、「牡蠣」を副原料としたビールだそうです!!

酒税法で、牡蠣が認められていた事にも驚きなのですが・・・。

これが、ワールドビアアカップでシルバーアワードを受賞したとか!?

(* ̄▽ ̄)フフフッ♪

こちらは、山椒を使ったビールですよ~!!

笑っている場合ではありません、 

ワールドビアアワードアジアでゴールドメダルを受賞しているそうです。

「アメリカ人とかね、このように漢字でつけられた名前が好きなんですよ」

と、ベテラン社員の方が説明してくださいます。

数々の賞を受賞しているということで、飾られているのも見せてくださいました。

さて、いよいよ試飲です、こちらの蔵レストランへ~(^^♪

4種類の麦芽を並べて、

それぞれの麦芽を使ったビールを並べてくださいます。

麦芽をつまんで味見しながら、それを使ったビールの試飲です。

 

飲み進み、話も弾んだところで、温度の変化による味の違いも説明してくださいます。

ベルギービールは、それぞれの銘柄ごとに違うグラスで提供してくださいますが、

それはオシャレに楽しむためではないと。

ビールはグラスの形によって味わいも変わってしまうため、そのビールに合った最適な形があり、

ビールの銘柄毎に専用グラスがあるのだそうです。

 

「ところで、日本の大手ビール工場で作られた一般的なブランドのビールは、

ドイツでビールとして輸出できるでしょうか?

答えは、ノーです!!

何故でしょう」

夫がすかさず、

「はーい、米やコーンスターチが入っているから!!」

あら、知っていたの!?

はい、確かに記載されています!!

 

逆に、他国のビールには日本で副原料として認められていないものもありますので、

発泡酒となることもあるのだとか。

 

うーん、単なる工場見学ではなく、ビールを楽しむためのコツを教えていただきました。

ベテラン社員さん、スゴイ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ジンも好きだと話したら、

「ここのジンも、タダモノではないですよ」と話してくださいました。

 

見学後のお買い物は、一定の金額以上で送料無料となります。

もちろん、牡蠣と山椒のビール、ジン・・・、

諸々いただいてみました。

帰宅してからの、お楽しみです~(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

ここは、大手ビール工場の様に設備や画像を見せる見学ではありません。

ベテラン社員さんによる説明あってのものです。

素晴らしいです!!

期待以上の感動がありました。

満足、満足(^^♪

この後は、一関の居酒屋に参ります~♪

 

■世嬉の一酒蔵公式HP : https://sekinoichi.co.jp/

 

(追記)

帰宅してから、購入した牡蠣のビールをいただきました。

苦みの効いた、深い味わいがとても美味しかったです。

山椒のビールも、さわやかな香りでした(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ジンは、スッキリとは違うのですが、華やかな香りよく楽しめました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【岩手!!-世界遺産1】毛越寺(もうつうじ)の庭園で極楽浄土を味わう~?

2022年05月04日 | 旅行

<私共は、3回目のワクチン接種とともに、PCR検査も陰性の確認済みです>

ゴールデンウィークは車で岩手方面へ4泊5日の旅、2日目です。

 

達谷窟毘沙門堂から一関のビール工場見学まで向かうのですが、途中に世界遺産の世界遺産の毛越寺があります。

ホテルに車を停めてからの移動時間も考慮して、30分程度の余裕があります。

 

う~ん、ビミョーです!!

 

いくらお寺とはいえ、30分では少なすぎないか?

世界遺産を、甘く見過ぎていないか?

しかしまあ、明日も平泉一帯を観光します。

時間が足りなかったら翌日も来ればよいだろうと判断して、立ち寄ってみました。

1時半だというのに辺りは真っ暗、今にも雨が降りだしそうです。

駐車場から入り口まで少し歩かなければなりません。

降り出す前に、急ぎましょう!!

手水舎は、閉鎖されています。

「夏草や 兵どもが 夢の跡」

芭蕉の句碑があります。

夫は、サッとお参りして、「はい、これでいいね?」と申します。

冗談じゃありません!!

ここは、本来でしたら、このような場所なんです~♪

多くの建物は焼失していますが、池は当時のまま、浄土を表しています。

「浄土庭園」が目的じゃありませんか!!

広々とした池を見て、

「一周すると時間がかかるから、ここから眺めるだけでも・・・」

いえいえ、ダメです!!

この池を一周してこそ、浄土を感じられるのではありませんか~!?

池の方向の何か所かに、この案内があります。

ほらね、池の向こうに遺跡があるんですよ。

左に進んでいきます、これが「築山」ですね。

右側が「築山」です。

池の左側には、花菖蒲が植えられています。

「開山堂」前にも、花菖蒲園があります。

池の一番北側にある「開山堂」です。

「開山堂」から花菖蒲園越しに見る「大泉が池」です。

池の向こうにあった建物はほとんど焼失していて、遺跡だけが残っています。

このように。

こちらが、「遣水」。

かつては、このようなイメージだったのでしょうか。

(毛越寺公式HPより)

池の東北側にある遣水は、池に水を引き入れるためと造られたものです。「作庭記」に記述されている四神相応・吉相の順流であり、曲がりくねる水路の流れに、水切り、水越し、水分けなどの石組が配されています。毛越寺の遣水は平安時代の唯一の遺構で、全国的にも極めて珍しいものです。この遣水を舞台に毎年新緑の頃に「 曲水(ごくすい)の宴」が開催され、周囲の樹木とあいまって平安の雅な情景が作り出されます。

 

このような、龍頭鷁首(りゅうとうげきす)という龍をかたどった船で、優雅にね。

ここで、雨がポタポタと来ましたので、急ぎます。

「常行堂」まで来たら、雨が大粒になってきました。

「常行堂」前の鐘。

本堂からオーヴの光が・・・、いえ、雨粒です。

こちらが、「洲浜」、奥に見えるのが「開山堂」です。

雨はボタボタでも、立ち止まって眺めてしまいました。

 

これで、滞在時間25分です、極楽浄土は感じられました♪

次回は、花菖蒲か紅葉の頃に参りますよ~(^^♪

 

■毛越寺公式HP : https://www.motsuji.or.jp/index.html

 

次は、世嬉の一酒蔵(せきのいち) ビール工場見学です<(_ _)>

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする