(提供されたスカロップ(貝柱)ピザ)
昔懐かしい、昭和のビザを頂きたかったんです。
今主流である、薄い窯焼きピッツァでもない、
宅配ビザのようにパンのような生地でも無い、
麺棒で薄くのばして、フチを高くしてチーズたっぷりの・・・。
何十年も前の田舎のピザと言えば、冷凍の生地にトマトケチャップのようなソース、
具材はオニオンとピーマンのスライス、サラミでした。
それに対して、都会の洋食店では、生地を麺棒で延ばして金属のお皿に載せ、
チーズたっぷりのトロリとしたピザを提供していました。
具材のバリエーションもあって、田舎から出てきた学生にとって何とも美味しいものでした。
どちらも、昭和のピザです。
今日は、後者の昔なつかしいピザを頂きたく、カフェ・ファドというお店に行ってみました。
池袋から、東武東上線でゴトゴト、下赤塚という駅です。
ここは40年以上も前に、兄に連れて行ってもらった思い出の店なのですが~♪
お店は存在していましたが、道路の拡張に伴って、わずかに移動しています。
当時の一軒家ではありません。
1階と、2階も客席があるようです。
ランチでビザも頂けるでしょうか?
お店はリニューアルされていますが、店内の雰囲気は当時とよく似ています。
笑顔で感じの良いスタッフの方が、「ランチは生姜焼きです」と説明して下さいますが、
ピザを頂きに来ましたのよ~♪
スカロップ(貝柱)ピザを注文すると、ピザ生地を麺棒でのばし始めました。
フチの高い鉄の型に載せて、チーズたっぷり載せて焼き上げます。
平たく見えますが、チーズも具材もたっぷりです。
ね?
以前の方が、フチがしっかりと高かったような気がするんですけど?
それは、私がSサイズにしたためかと思われます。
普通のサイズであれば、フチが高く、チーズを流し込んだような形になります。
飲み物はワインを頂きたいところ、アイスコーヒーに致しました。
添えられたポーションのフレッシュミルクも、美味しいです。
当時は、バイオレットフィズとか、スクリュードライバーとか流行っていて、
バイオレットフィズと一緒に頂いていました。
懐かしいなあ・・・と、何十年も昔の事を思い出しておりました。
ここで、ゲリラ雷雨となります。
窓にバリバリと雹の当たる音がして一瞬間の停電もあります。
お店の方が「外は雷ですから、ゆっくり雨宿りしてってくださいね」と、
優しい言葉をかけて下さいます。
他のお客達も、「あーあ、自転車を外に置いたから濡れ放題だわ」と。
このアットホームな雰囲気も、昭和を感じます。
(店舗情報)
■カフェ ファド
住所 : 東京都練馬区田柄2丁目32−21
TEL : 03-3977-8026
営業時間 全日:11:00〜23:00
フードラストオーダー:22:00
ドリンクラストオーダー:22:30
ランチ:11:00~14:00
定休日 : 月曜日
40年ほど前の学生時代に日暮里でアルバイトをした小さなレストランを思い出しました。小さくてもしっかりとした調理をし、しかも気軽に入れるお店っていいですね。