野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
木曜日の活動場所から歩いていける距離の神社に、大きなシイの木があります。
今日は、朝の会が終わったらすぐに、シイの実をひろいにおさんぽの出発しました。
道路を歩くときは、大きい子と小さい子が手をつなぎます。
それぞれペアが決まったところで、年長Aきだけが残ってしましました。
「Aきだけ手つないでないなんてずるいぞ~。」
「そうだよ、早くやのちゃんと手つなげよ~。」
仲間から言われ、少し照れくさそうにやのちゃんと手をつなぐAき。
まるで中学生男子のようで笑えちゃいました。
行きは、途中の牛小屋でも止まらず、蜜のあるお花畑でも止まらず、とにかくみんなずんずん歩きました。
神社までは30分かかったでしょうか?結構早くつきました。
到着してリュックをおろすと、やのちゃんが
「ほら、これがシイの実だよ。ちょっと食べてみる?」
そういってひろったものをかじって中の実を食べてみました。
味見をした子は、小さなシイの実を必死になって拾い集めました。
とくに、年長のLとAきは、
「今日は遊ばないでずっとひろってよーね!」
なんて言うくらい、かなり熱心に拾っていました。
食わず嫌いのC太は、最初から
「そんなのひろわなーい。シイの実なんか食べなーい。」
と言っていましたが、ピークが過ぎるころにちゃんと拾っていました。
お母さまへのお土産かな?
ここのシイの実、木はとってもとっても大きいのに、実はとってもとっても小さいのです。
お弁当を食べているときに、お参りに来ていた方が、「昔はもっと大きかった。」と話してくださいました。
帰る前に、神社の神様に『あそばせてくれてありがとう』『しいのみをたくさんありがとう』と、みんなでお礼を言ってから出発しました。
帰り道は、子ども園で遊ぶ子どもたちの様子を、柵にへばりついて眺めたり。
まるで動物園のようです。
行きには見向きもしなかった蜜のあるお花を手にいっぱい集めたり。
ゆっくりのんびり帰ったので、最終組が到着したのは2時半近くになっていました。
今日は生のまま食べたシイの実、明日は炒って食べるそうですよ。
(ふーみん)
========================================
「森のたまご」お問い合わせ:morinotamago2010@mail.goo.ne.jp
代表:遊佐(ゆさ) 080-5122-1052