野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
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2月20日(金) 和紙すき

2015年02月20日 | 保育
お日様が暖かく、雲も風もない、気持ちのいい天気。

小原和紙工芸作家の加納さん夫妻をおよびして和紙すきとなりました。
今年で5年目、毎年の恒例行事となり、たまご達も母も楽しみにしてます。

年長さんは卒園を意識する証書作り、
年中年少は園で登園した時に押す手帳の台紙作り、
さらに、来年度入園する子達用の台紙もやりたい子で作ります。

加納さんの来園で子ども達がワラワラと車のまわりに集まり、
使用する道具をエッサカホイサと運びます。


朝の会で、加納さんから説明を受けて
年長、年中年少のグループに分かれて作業開始です。

まず、こうぞをトンカントンカン叩きます。
皆夢中!叩く音だけが響きわたります。(とっぴー踊ってました)


続いて、こうぞを細かくちぎり水の入ったペットボトルに入れます。
ここで、性格があらわれます。大きく切り早く作業が終わる子、
細かく切り最後の最後まで丁寧に入れる子、そんな様子を微笑ましく見てました。

続いて、100回以上ふり繊維をさらに細かくさせます。
なぜか?このふる作業で子ども達は走り始めます。坂の上を行ったり来たり。


今日は暖かい日だったので、この作業が大変ではなかったのですが、
一年目の和紙すきの時、水の入ったペットボトルを素手で持ち降ると手が冷たい冷たい。
手の冷たさを紛らわすために、走る事で手の冷たさを紛らわす。さらに走ると揺れてふれる。
一石二鳥(?)のこの方法。子どもの中で毎年受け継がれています。。。

そして、トロロアオイ登場。オクラの仲間でネバネバしてます。
これをふったペットボトルに注いでもらいもう一度ふります。


そしてそして、いよいよ木枠に流し込みます。
年長さんは卒園証書サイズの大きい木枠、年中年少さんは小さい木枠、
こうぞ以外の不要な水分がしたたり落ちるまで、木枠をゆっくりそっとゆすります。




水分が落ちたら、前日に拾い集めた、草や実や花を思い思いに並べていきます。
年長さんは証書用に真ん中をあけます。みんなどんな事を考えながら並べたんでしょうね。
年中年少さんも根気よく並べていましたよ。








新入園さんの台紙は、まだまだやりたい年長さんがしっかり作ってくれてました。ありがとう。
最後の片付けまでしっかり出来て、車への積み込みも手伝い、お礼&お見送りも完璧でした。

なんて、最後にちゃんとアクシデント(?)もありました。
出来上がった作品を並べていた所にうっかりぶら下がり、ぶら下がった本人の木枠がまっさかさま・・・
大事な作品が壊れてしまいました。加納さんが全てを拾い上げもう一度すいてくれました。
綺麗に並べてあった葉や花は壊れてしまった物もありましたが、さらに素晴らしい作品となりました。

この様子を本人だけでなく、友達が周りで見守って声をかけあう姿がみられました。

この行事が終わると卒園が近いな~、本当に大きくなったな~と、感じます。
完成の証書、台紙、楽しみですね!! (べつ)

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