野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
公式サイトhttps://www.morinotamago.com

もりたまの皆さん、お元気ですか? なおちゃんより

2011年12月09日 | 保育
もりたまの皆さん、お元気ですか?

主人の仕事の都合で急きょ引っ越しはや数日、どうやら過労で帯状疱疹になりました。

みんなから素晴らしい手作りのアルバムをもらい、
素敵なメッセージの数々に感動して、
すぐにお手紙書きたかったですが、ご無沙汰してすみませんでした。

昨日あたりから刺すような痛みからはだいぶ解放され、
一時期は腰をかがめてうずくまるような痛さも和らいできました。
やれやれと思っていたら今朝は車のバッテリーがあがっていたりという
相変わらずのうっかり具合で私らしく過ごしています。

Mは、新しい生活も楽しみながら、毎日もりたまの子たちの名前を出して会いたいなーと言っています。

改めて、もりたまでは、親子共々本当にお世話になりありがとうございました。

育児ノイローゼで、保育士だったことをひた隠しにしていた自分が、
あんなに保育を語る人間になるとは思いもよりませんでした。

理想と現実というのはあって、あんなにえらそうに語ったけれど、
実際自分の子育てでできているかと言ったらそうでもないです。

でも、できない自分を許しながら、
どんどん子どものありのままを認めて寛大になれている成長している自分を意識することができて、
もりたまに出会えたことで、自分が好きになれたし子育てが楽しくなったことに間違いありません。

前より臆せず自分を表現することができるようになって、
目の前が明るくなったようでした。仲間のみんなのおかげです。

思い起こせば6月のある日のミーティングで心を揺らしたのが転機でした。
(6月9日だったかな?のブログ)

自分の思いを簡単に譲らずに、正面から向かってきてくれる仲間がいたことが本当にありがたかったです。
だからこそ、自分も熱くなれました。

そして、ついかっかと熱くなり過ぎて失礼な言い方をしてしまった時も
「正直に言ってくれてよかった」と肯定的に受け止めてもらい、
途中で心が折れて諦めてしまった時も「本当に言いたかったことは何?」と
私が前に進めるように背中を押してもらったことは、
自分にとってとても貴重な経験となりました。
自分の本音を出すと嫌われるんじゃないか、そんな怖さをいつも持っていたからです。

熱くなって自分の思いを激しく出した後、
少し冷静になって、みんなと調和できるような自分の出し方をしなければと思い直しました。
出さないよりは出した方がいいのだけれど。
調和しながら十分に自分を出す。十分に自分を出しながら調和する。
信頼のおける仲間の一人一人の特徴をよく理解して伝わるように伝える。

これは、私の人生の課題だな、そんなふうにもりたまを去る直前に気が付きました。

これは、今は亡き神田英雄先生と研究発表をした時に
自分が年長さんのクラス担任で記録を出して、当時結論を出したことでもあったのだけど、
改めて心の深くで納得しました。

それは当時の自分が今ほど「自分らしさ」を出すことができていなかったからなんだと思います。
(こなんちゃんが勉強のために偶然選んだ本が神田先生の本だったことには驚きました。)

もりたまの子どもたちも、豊かな自然の中で思い切り自分を出す、
出しながら、ぶつかりながら、友達を受け入れる、受け入れられる、
そんな経験がたっぷりできたらいいですね!

そうすれば、この先大きな社会に飛び込んでいった時も力強く生きていけるのではないかな。

我が子も含め、みんなどんな大人になるのでしょうね。・・・
たくましい顔ぶれが浮かんできました。

ちょっと泣きそう。

今から楽しみです。

自分のやりたいことが見つかれば、人は熱くなり、自分らしさを表現できるんですね。

自分や仲間を信頼する気持ちがあれば、仲間の中で自分を表現できるんですね。

私は「保育」とか「子育て」とか、「人間関係」とか「人生」とか「生き方」とか
色々追及するのが好きだったんだなぁと気づきました。

ブログ係でも、会議でも表現する喜びを十分味わうことができました。
心開けば、道は開ける。そんなふうに希望が持てました。

もりたまを去った今も、まだ感動してます。
みんなと出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです!!

自分らしさの追及はまだ道半ば。
新しい環境でも、自分のやりたいことをアンテナにして
自分らしく楽しくやっていけたらいいなぁと妄想しています。

まだ最初だけに「おとなしいなおちゃん」をやっております。

最後になりましたが、退園に際して、
忙しい中私にもMにも盛大なお別れの会をやっていただきありがとうございました。

最後のあたため会議は、「調和しながら自分を出す」を心がけたので、結果的によかったです!
「保育とは!○△□※ガオー!」とか以前のように吠えなくて本当によかったです(笑)

会議がものすごく早く終わったなぁと思ったら、
いきなりRieちゃんに目隠しされ、
Rieちゃんのイメージとかけ離れた音楽(テクノ)をヘッドホンで聞かされてびっくり、
おかしくて笑えてきました。

そして、目を開けたら、料理上手のみんなの手作りスイーツが並んでいて、
みんなの美しい顔と美しい歌声・・・
本当に心もお腹もすっかり満たされました。泣けました。

その後のひげダンスも、相当楽しかったし、みんなからの一言にも感激しました。

生きててよかったな・・・冗談でなく、思いました。

ありがとうございました。

最後に、神田先生が亡くなられた時の送る会で歌った歌が、
私の気持ちにぴったりなので少しだけ歌詞を紹介したいと思います。

「きみとぼくのラララ」

「さよなら」なんて言わなくてもいいよね またあえるね
「元気で」なんて言わなくても 元気で またあえるね
         (中略)
ぼくの 歩く道と きみの 歩く道は
つながっているから おんなじ 道だから
         (中略)
ラララ さよならのかわりに なみだの かわりに
ラララ きみとぼくのあいだに ラララ ひとつの歌


2011.12.7(水) なお

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとう (よこちん)
2011-12-12 16:40:19
優しくて穏やか…だと思ってたら
中身は熱いなおちゃん
いつまでも仲良くしてね~
ありがとう
返信する
Unknown (なお)
2011-12-16 10:56:45
よこちん、みなさまいろいろとお世話になりありがとう!帯状疱疹でちょっと病んでた時の文章はあまり読み返したくない感じですね(苦笑)すみません。…謝っておこう。文章にできるのなんて全体のほんの一部ですね。
もりたまのこども達と野外でイメージを膨らましてたくさん遊んだこと、野外調理を始めいろいろと楽しい思い出がいっぱいです♪自然とのつながりを大切にしてる意識の高い母さん達からもたくさん刺激を受けました。
親子共々新しい環境で体調を崩しがちでなかなか会えないけど、これからもどうぞよろしくお願いします♪
返信する

コメントを投稿