野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
公式サイトhttps://www.morinotamago.com

9月27日(日)・28日(月)ぎふ木育大交流会

2015年09月27日 | 園の外で
森のようちえん、プレーパーク関係者による交流会が
岐阜県美濃市で2日間にわたって行われました。

題して、ぎふ木育大交流会。

岐阜県主催で行われ、行政と森のようちえん、野外活動団体が共に
協働していく流れを作りだしています。

森のたまごの母達&スタッフも参加してきました。

場所は、岐阜県森林文化アカデミー、木材を扱う技術を習得できる学校が
あります。


講演会
「子ども達のミーティング」でおなじみ、
りんごの木代表 柴田愛子さん


分科会
長野県森のようちえん全国ネットワーク 内田幸一さん
新潟森のようちえん てくてく 小菅江美さん
美濃加茂市 市長 藤井裕人さん
NPO法人 ゆめ・まち・ねっと 渡辺達也・美希さん
(冒険遊び場 たごっこパーク)
森のわらべ多治見園 浅井智子さん・奥村則子さん・山口貴子さん

他にも書ききれない分科会がありました。

子ども達は併設する、みのプレーパークで大人1人がついて遊びました。
その間に、母達は講演会・分科会へ。



みのプレーパークでは豊富な木材で作られた、
秘密基地、ブランコなど。
木工コーナーでは、思い切り、かなづちをふるえます。



なんだか、勝手にそれぞれ遊ぶので、一緒に行った大人も、
ぎこぎこ、畑におく看板を作っていました。

2日目のプレーパークで、森を巡回してきた、プレーリーダー&
男性(ここの卒業生)が、手にマムシと大スズメバチを持っていました。
マムシはすでに首が切られており、マムシを板にうちつけて、
大スズメバチはペットボトルに入れて、受付に危険喚起として掲示してありました。

2人の男性は、森でイノシシの足跡をみつけ、毛をみつけ、糞をみつけ、
マムシと大スズメバチをみつけるコースだったね。

と語りあっており、こんなカッコイイ大人が普通に隣りにいる環境って、
いいなあ、と感じました。

プレーリーダーには、現役の大工さんもいて、本当に大人が魅力的でした。
子ども達は、そんなプレーリーダーに心惹かれる場面が多々ありました。

岐阜県という土地柄、手に技術をもつ大人がいるというのも大きいのでは、とも。

柴田愛子さんの講演会で、”子どものそばの大人が魅力的である必要がある。”

という言葉があり、確かにと実感した光景でした。
そばの大人が自分たちの背中をみせていく。
子どもはそれにつられて、やってみようかなと思える。
そこに自主性が芽生える。

しかし、母達だとむずかしい~。
だって、またお母ちゃんが、なんか言ってるとしか思ってもらえないもん。
カッコイイ大人の男性のいうことは、そりゃ、子どもはきくよね。
と、思ったそこのお母さん、大丈夫ですよ。

内田幸一先生に、母として子どもに技術を伝えたいと、質問された方がいました。
子どもが何か、技術を欲している、どうやって伝えたらいいか?

「母は教師には、なりえない。
だから、技術を伝えるのなら、家の仕事の技術を伝えるといい。
小学6年生になった時に、お母さんは夜でかけるから、お父さんのために、
ご飯を炊いて、お味噌汁をつくり、さんまを焼いておいてね、
と任せられる子にすればいいよ。

今の子ども達は、家庭での仕事をしなくてもよくなっている。
だから、幼児教育として、幼稚園や保育園がそれを教える役割をになっている。
だけどそれを家庭で、できれば充分、一生食べていける財産になるよ」

なかなか、ハードル高いなあと感じた方、
小学校高学年を持つ方は、いやいや、うちはすでに育っているわ、
と様々でしょう。

私はこの話を聞いて、はっとしました。
安全に、怪我をしないようにと気をつけて、子どもをなめているのは、
今の森のたまごの大人達も同じだな、と。
子ども達(特に年長さん)は欲している。
自分達は、もっとできると思っている。

子ども達の、自分達はできる!に、応えていかなければな~。
もっと魅力的な大人になって、その背中を子ども達に見せて行こう。

普段の森のたまごを振り返れた日となりました。



(こなんちゃん)

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「森のたまご」お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052


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