今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

妄想劇場

2008-05-25 15:31:33 | ノンジャンル


プリズムに行って、最後の展示を観て、
松坂屋に行って日春展を観て、
PARCOギャラリーに行って蜷川実花の写真展を観て、
まだ取り掛かれそうにないけどとりあえずコンテスト出品用B2パネルを買って、
雨の中よろよろと帰った。

写真展は、極彩色の写真にふさわしくきんきらきんの額縁のパネル。
一人ひとりの写真の点数が少なくて(不服)、
当然のことながら、会場に平積みの写真集の方が立ちのぼる妄想世界が濃厚です。
こういう本をちょっと人目を気にしながら立ち読みすると、
おじさんがグラビアページをめくる気持ちがわかるような気がして、
より「女子のためのグラビア」気分を味わえるかもしれない。

この人にこういう格好をさせて、こういうポーズを取らせて水の中に漬けてみたい・・・という妄想、はもうないかなあ・・・
コンペに入選したら。。。という妄想はあっても。
(妄想というより捕らぬ狸の、ですね)


猫展やトートバッグ展などでお世話になっていたプリズムは、しばらく休廊とのこと。
別の場所で新たな装いで再開されるそうだ。
ここ何年か"illustration view"という展示に参加させていただいていた。
「風の景」「花の景」などのお題をいただいて、そのテーマに沿って作品をつくる。
他の作家の方たちが、同じテーマをどう表現するのかも楽しみだった。
今後はスペース的にそのような企画はないだろうということで、ちょっと残念。

で、5月30日(金)、31日(土)、6月1日(日)の3日間、ギャラリーのセールがあるそうで、陶磁器・書籍・ポストカードなど、50%offになるそうです。





非現実の王国で

2008-05-16 11:18:50 | ノンジャンル
1973年、ヘンリー・ダーガーというひとりの老人が他界し、はじめてその作品群が発見された。
何千ページにもおよぶ日記や自伝などの書き物。
15,000ページを超える、おそらく世界最長の小説。
多くが3メートル以上もある数百枚の絵。
周囲の人々が「貧しい普通の老人にしか見えなかった」と口々に語るその男は、自分だけの小さな別世界に生きていた。
彼はそれを“非現実の王国"と名付けていた。





映画「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」を観た。
発表するつもりもなく誰に知られることもなく、生涯を費やして、自分のためにだけ描いた物語。
少年時に送り込まれた施設での虐げられた生活が、「子供奴隷」それを救う「ヴィヴィアンガールズ」の物語を生み出す元になったのでは、と映画では推測している。

ダーガーの死後、膨大な作品群を発見したアパートの大家さんが芸術家だったため、こうして世に知られることになったが、そうでなければ・・・
最近、独居老人の遺した住まいを片付ける便利屋さんの話を見聞きするけれど、そこに頼んだら、顧みられることもなく処分されてしまったでしょう。

ヘンリー・ダーガーの絵を初めて目にしたのは、桐野夏生の「リアルワールド」を読んだとき。
表紙にダーガーの絵が使われていて、物語を感じさせる不思議な絵だなぁ・・・と印象深くて、
本の内容と微妙にずれたところですごくマッチしているような。
装丁家のセンスにも感心した。



ルリユールおじさん

2008-05-12 13:28:09 | ノンジャンル



昨日はKFSのスクーリングの日だった。

丸善のギャラリーで、いせひでこさんの絵本「ルリユールおじさん」の原画展をやっていたので、行ってみた。

ものを大切にすることや職人の手仕事の素晴らしさを今の消費社会では置き去りにしている、
そんな作者の思いが伝わってきて、じ~ん・・・

実際の絵本には使われなかった、ソフィが自分の図鑑を直してくれるところを探す場面を描いたエスキースもあって、おもしろかった。


スクーリングの方は、こどものともの絵本も出している先生。
子どものとも1冊、3カ月かかって原稿料はいくら、という裏話も聞かせてもらえた。

今の自分の気持ちの色はなにいろ? と色紙を選び、自分を表わす形に(とげとげとか丸っこいとか)目を瞑ってそれをちぎって、できたものを主人公に絵を描くようなワークショップ。
構想を練るのも色紙をちぎってする。

仕事の絵やコンテストの絵は、完成度を考えて肩肘張って描くようなところがあるけれど、
童心に帰ってやれ、とのことで好き勝手にびりびりできて楽しかった。
今から思うと造形教室の試作も、別に誰かに見せるためにつくるわけではないので、テキトーにできて楽しかったなぁ・・・

ハポン劇場

2008-05-06 11:32:12 | ノンジャンル


かっこいいチラシに惹かれて鶴舞高架下ハポン劇場の「人喰★サーカス」を観てきました。
時折電車の通る音と振動の中、ダンス、ジャグリング、歌、バイオリン、映像・・・
いろいろな要素が楽しめました。
あべこべ姉妹やクモ女etc.の衣装もかわいい。

観客の定員50名で、役者も含め36人のスタッフ。
ギャラはいくらなんだろう・・・・?