今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

ボローニャ国際絵本原画展

2009-10-26 13:18:00 | ノンジャンル
ボローニャ国際絵本原画展を観に高浜市かわら美術館に行ってきた。
(hirokoさん、券をありがとうございました!)
今年はコラージュを使った作品が目立ったような気がする。

スキのないデザイン的な絵もいいけど、
やっぱり、くどくどした絵にも惹かれる。
MOEで知った、鷹野百さんという人の作品(ツボなんです)、
小さな画面に信じられないような細かさで描かれている。
いったいどんな筆を使っているんだろう。
ドイツ語(たぶん)の絵本が置いてあったけど、
そっちの方で出版されたのか・・・
こういう、重々しいタッチの絵は、
なかなか日本では児童書としては採用されないよなあ・・・
有名な絵本作家は別として。
などとぶつぶつ。
あと、デフォルメがかわいい
(アゴが長~い人間が特徴的なので、
本人もそうかと思って写真を見たら、そうではなかった)
グレンダ・スブレリーンという人も去年から目をつけている。

ビデオで審査風景が映されていて
審査員が4人でひと塊りになって移動し、
順番に机に置かれた作品を見ていく。
「これは残すべき」、あるいはせせら笑いながら(?)
(これはだめ)と裏返す(伏せられたものが選外)。
う~ん、こういうふうにして裏返されてしまったのか・・・
4人で一緒に見て行ったら、自分一人だけいい!と思っても言いだしにくくない?
と思ってしまったちょっとショッキングな審査風景だった。


ホームページで見て、とウェブコンテンツのイラストの依頼があった\(^o^)/
苦労して改装した甲斐があった\(T_T)/
・・・・でも。間に合うのか自信ない納期
こんな短い日数でこんな枚数描いたことがない・・・・

というわけで、しばらく(11月10日過ぎまで)ブログ更新しませんので。。。。





THE ハプスブルク

2009-10-18 14:11:00 | ノンジャンル











ヨーロッパの肖像画などはちょっと息苦しくなるような感じがあって
どうしても観たいかと聞かれるとそうでもない展覧会だったが、
おひめさま、や、だいじん、を描く必要ができ、参考になりそうだったので
国立新美術館に行ってきた。

ハプスブルクといえば、マリー・アントワネットの実家。
お母さんのマリア・テレジア(16人も子どもを産んだ)は
アントワネットとは違ってよくできた人。
くらいしか覚えがなかった。

結婚政策でどんどん領土を広げ、600年以上も続いた。
宮廷画家を抱え、肖像画をいっぱい描かせた。

衣装や、燭台などの小物、家具など、絵に使えそうなものを探しながら鑑賞したら
なかなかおもしろかった。
作品の数も多かった。(1500円はちょっと高いけど)

ベラスケスのマルガリータ王女が愛らしかった。
(22歳くらいで死んじゃったんだなぁ・・・
病弱で、どこで倒れてもわかるようにと、
服に鈴を付けられた皇太子フェリペ・プロスペロは4歳くらいで。)

展示は国別に分けられていて、
ベラスケスやムリーリョなどスペインの画家がよかったと思った。

他の展示も観たかったが、時間がなくて諦めて
表彰式会場に遅刻せずに行けたのに、席を間違えてまた迷惑をかけた。
全く自分の注意欠陥多動にも困ったものだ。


付け足し

ハプスブルク家の「青い血」を残すために
近親間で結婚を繰り返したために
長生きできない皇女や皇太子が続出したとか。
それを知って、この「皇太子フェリペ・プロスペロ」を観ると
あどけない表情が痛ましい。



味オンチ一家ですから

2009-10-13 14:05:00 | ノンジャンル
富山に用足しに出かけて
帰りに射水市の大島絵本館というのに行って「柿本幸造展」を観た。

絵本館はものすごい品揃えで、どんな絵本でもありそうで眩暈がしそうだった。
何時間でも過ごせそうだけど、時間がなかったのが残念。
かば、とか、たぬき、とか、もぐら、とか、へび、とか、ぶた、とか
主人公の動物の種類ごとに探せるような本の並べ方がしてあったりして
どの動物の絵本も描き尽くされているよなあ、と感じるくらい
かばひとつとってもいろいろな絵本があった。

宿泊先へのタクシーで運転手さんは、この辺は何にもないよ
棟方志功記念館くらいだね。
金沢の方がイベントもいろいろあるし見るところもあるよ
と、富山の人なのにやたら金沢の肩を持っていたが、
確かに棟方志功が6年と8ヶ月間疎開生活をしていたという住居と絵がある
棟方志功記念館(愛染苑)以外行くところがなかった。

そしてチューリップで有名な砺波も、季節外れなので
部屋(温室ではなく冷室?)の中で強制的に咲かせたチューリップを観て帰った。

砂風呂というのを初体験。↓


  注)写真はイメージです
     (2年前のAちゃんの作品)




お土産に、鱒のすしを買った。
吉田屋というのと元祖せきの屋というのと両方買った。
食べ比べてみたけど特にどちらの方が、という違いはなかった(ような気がする)。
息子たちは「どっちも同じ」と言い切り、
挙句の果てに「前食べたやつ(奈良の柿の葉ずし)の方がうまかった」と言う。

すみません。どんなものが出ても文句も言わず食べるように不味い粗食で育てた母の教育の成果です。




ラッキー\(^o^)/

2009-10-09 11:49:00 | ノンジャンル
日本新薬こども文学賞という公募があって、2月ごろ応募した。
物語部門と絵画部門があり、両方とも出した。

絵本の挿絵になりそうな絵を一枚描くという絵画部門の方は、
あえなく落とされて着払いで帰ってきたが
(こんな素晴らしい絵、なんで落とすかなあ)
物語部門の方は佳作の通知。
もしかして絵よりこっちの方が才能ある?と一瞬喜んだけど、
発表された最優秀賞作品を読んで、冷静になる。

応募要項には、優秀賞は5万円分図書カードだけど、佳作は記念品、と書いてあり、
いらないものをくれたら嫌だな。。。と期待していなかったが、
今日図書カードが送られてきた!

1枚はうちの受験生にくれてやるか。
参考書の購入および蒐集に熱心な彼は、そこここに堆く積み上げている。
私共の学生の時分は、あれこれ手を出さずに、一冊の参考書を何度も繰り返しやりつくせ
と言われたものですがねえ・・・・





たまには外に出なくちゃね・・・

2009-10-05 14:08:00 | ノンジャンル
スクーリングでデッサン会。
今回の講師は佐々木豊先生だったので
その後、日動画廊に個展を観に行った。

個展会場ではライブペインティングも拝見できた。
日動画廊でライブペインティングなんて前代未聞のことのようだ。

パレット代りにキャンバスを使い、
固まった絵の具を削って、そこからイメージを拡げて
新たな絵にする、という話をうかがった。
パレットのように絵の具が無駄にならず、
下地も作れて一石二鳥のナイスアイデアと感心した。

紙やすりで削ったり、指や布でぬぐったり、
自家製腕枕(わんちん)を使ったり、と真似してみたいアイデア満載の制作風景だった。

明るく軽く、という今の風潮を読んで、
下地に白を使われたとか。
薔薇の花の赤がひときわ鮮やかだった。

会期は、10月18日までです。