今年のpinpoint100人展は・・・

《復刻名画　Pinpoint キネマトグラフ》展。




古今東西の映画をテーマに描くというものでした。

難しかったです～・・・

初参加の100人のナンセンス展以降、千夜一夜物語、魔女、イソップ、鳥獣戯画と、考えるのも楽しみなお題ばかりでしたが、今回は苦労しましたー。
いつも苦労していないわけではないですが、すごおく苦労しました。

映画にはもともとビジュアルがあるわけで・・・
でも、それをそのまま描くのでは意味がなくて・・・
しかも、この人が描いたという個性がなくてはだめなわけで・・・
あんまりもろにあの映画のことを描きましたというのも芸がない気がして・・・
その映画のことを知らない人が観ても絵としての面白さが感じられる普遍性もほしいし・・・
と雑念に捉われすぎました。

やっぱり『怪しい彼女』をテーマにほしばあたけたちを描けばよかった・・・と後悔しました。

描き始めてからも、どれだけ元の映画のイメージを取り込むかが定まらなくて、無駄に時間がかかってしまいました。

私がテーマにした映画は、10年くらい前に公開された『テラビシアにかける橋』です。
この映画がつくられる更に10年以上前、キャサリン・パターソンにハマっていて、子育てに追われる日々でしたが、手抜きでやりくりした時間で読み漁っていました。
映画化されたと知り、観たい！と思っていたら、たまたま懸賞に当たったのでした（*^_^*）

レスリー役のアナソフィア・ロブが魅力的で適役なのです。
ファッションもかわいいのです。
そんなんで絵に描くのに苦労してしまったんだと思います。
かわいい女の子をかわいく描くのが苦手なんだと再認識しました。

描くために『テラビシア』を再読したり、映画を観直したりしました。
そのきっかけとなったのはよかったです。
(その間ラフの修正が手つかずに・・・(>_<))

Just close your eyes, and keep your mind wide open！

とレスリーがジェシーに言っているところを描きました。


2017年2月20日（月）～3月11日（土）11：00～19：00
　　土曜日17：00まで 日曜休

ピンポイントギャラリー
東京都港区南青山5-10-1二葉ビルＢ１
℡03-3409-8268

＊オープニング・パーティ　2月20日(月）１7：00～１9：00