玄関わきにユズの木があって、
その葉っぱをわしゃわしゃ食べて大きくなったいもむしが
その近くの物置や塀や家の壁で、ところかまわずという感じで蛹になる。
一度羽化の瞬間を観てみたいものだと狙っているのに
一度も立ち会えない。
いつものアゲハの蛹にしては大きいな~と思っていた蛹
先日、またスキを突いて羽化してしまっていた。
今回初めて見るアゲハ。
クロアゲハかな?と思って図鑑で調べてみたら
「尾」がない。
一番近いのは「ナガサキアゲハ」?(ずいぶん昔の図鑑なので違うかも)
生息地は本州(山口、和歌山)、四国、九州になっている。
もしかして地球の温暖化でここまで来た?
擬人化して虫の世界を描いているのが
何か自分の描く絵に近いような気がして、読んでみた。
マリアとかアンネ・ゾフィーとかエルザとかいう名前のオオスズメバチが出てきて
「私たちヴェスパ族たちのメスは2種類のゲノムを持っている」などと会話するのだ。
「堅固な鎧をまとい、疾風のように飛ぶ、ヴェスパ・マンダリニアの戦士」なんて
絵に描いてみたいようなかっこよさだ。
スズメバチは、成虫も他の虫を獲って作った肉団子を食べる
と思っていたのが、そうではなくて
樹液や幼虫の出す液体を吸って生きているのだった。
ニホンミツバチがオオスズメバチの撃退法を知っているのも驚きだった。
ハチの生態がいろいろわかって面白かった。
日動画廊で「開 光市展」を観た。
2年前に見たときより一段と不気味さが増し
普通のおうちで飾るにはちょっと怖すぎる
売れるのだろうか・・・と余計な心配をしてしまうくらいの
不気味さだった。
でも、絵肌というか中世の絵画のようなマチエールや
デフォルメにははまってしまう。