今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

クリスマスツリーをつくろう

2007-11-29 15:02:06 | ノンジャンル


土台の板の上に棒を立て、それを幹に見立てて木片を貼り付け、クリスマスツリー(のつもり)をつくりました。
いろいろな形の木片をランダムに貼る子もいれば、こだわりを持って同種類の木片を幾何学的に(美術の立体構成の課題のように)貼る子もいました。
棒の側面にボンドで貼るのは、ずり落ちてきたりして、ちょっと難しいこともあるのですが、みんな頑張って個性的なツリーを作っていました。



次回飾り付けをしますが、その前に緑にペイントするために持ち帰ってきました。
車から降ろしていると、お向かいのおじさんが、
「上手に作っとるなあ。それはテレビ塔きゃあ?」
と訊いてきました。
確かにツリーというよりも、タワーやロケット発射台みたいに見えるものもあります。

次回持ち帰ってもらおうと思っていましたが、水曜日の教室の方はその週の週末が、園の作品展ということで、造形教室の作品も遊戯室の一角に展示してもよいと言っていただけました。
みんなの出来立てほやほやのツリーを飾らせてもらっていいでしょうか?
児童コースの子の方は、まだテレビ絵本が完成できなくて(さすがに私の方が飽きてきた、なんて言っていてはいけませんが、あと少しのCちゃんもぞうけいだよりの絵を描くのに30分以上費やしていて――とっても素晴らしい絵ができたのですが――、完成できませんでした。)張り子に取りかかれたのがひとりだけ。
せっかく実力を披露できるチャンスなのに、展示できる作品がありません (T_T)







木曜日の児童コースの方は、「できた人から、中に飴を入れて持って帰ろうね~!」と最初に言ったためか、途中でほかごとをすることもなく、また、他の子がカッターで切り込みを入れるのを手伝ってあげるなどお互いに協力して、全員が完成に漕ぎ着けました。
絵の具を塗って、乾かして加筆して、モールや毛糸をつけたりして、という工程を1回で終わらせるのは、もっと凝りたい子には時間が足りなかったかもしれません。
おうちでさらにかわいくしたい、という子は今度材料を持っていってもらっていいですから・・・

ねんどのクッキー?

2007-11-22 12:48:59 | ノンジャンル


かるい紙粘土をクッキーの型で抜いて遊びました。
お団子にした粘土を棒で伸ばし、型抜きします。粘土は赤、黄、白の三色。そのままでもいいし、混ぜてマーブル模様になってもきれいです。
「見て見て!こんな色のクッキーができたよ!」と歓声をあげていました。

几帳面に均等の厚さできれいに型抜きする子、ボコボコで縁が欠けてるのもあったりする芸術的なクッキーを作る子。並んだクッキーを見ると、その子その子の性格が出ています。

次回作るクリスマスツリーのオーナメントにします。




水曜日の児童コースは、テレビ絵本の続き。
障子紙をさらにつないで長編ドラマになっている子もいます。

木曜日児童コースは、張り子がまだの子は、その続きを貼り、テレビ絵本のお話がまだの子には、文を書いてもらい、張り子を貼り終わったけれどまだ乾いていないので、次の作業ができない子には、その後の課題の「干支の置物(というかジオラマ)」作りに入ってもらって、なんかいつも以上に混沌としてしまいました。
(終了後の教室も混沌として、どこから片付けたらよいのか呆然としてしまう状態でした。)



文が添えられると、ああそういうことだったのか・・・!と余計作品の世界が鮮明になります。
上の写真左は、海辺のラストシーンが印象的なAちゃん(5年)の作品、右は擬人化した猫の世界が楽しいAちゃん(3年)の作品。

フェルトと画鋲と金づちで

2007-11-15 12:04:27 | ノンジャンル


乗り物絵本の続きをやってもらったあと、金づちを使う活動をしました。
木片にフェルトを画鋲で金づちを使って打ちつけ、木片同士をつないだりしてあそびます。
電車やヘビなどをイメージしながらつくる子もいますし、ただつなげるのが楽しくて、不思議な形のものが出来上がった子もいます。




絵本作りの時は「つかれた~」を連発していた子も、時間がたつのも忘れて熱中していました。


水曜日の児童コースは、テレビ絵本の続き。



右下のAちゃん(1年)のテレビは、イカとタコが墨吹き競争をして、タコが勝った場面。イカの「ちっ!負けちまったぜ…」という表情がなんとも言えなくて、何度見ても笑えます。

 

木曜日の児童コースは、テレビ絵本の彩色の続きが終わった子から、張り子のクリスマスのオーナメント作りに移りました。
空気を入れた風船(あまり大きいと紙を貼るのが大変なので小さめに膨らませます)の真ん中あたりを押さえてセロテープを貼ってひょうたん型にし、ちぎった新聞紙、和紙(のような紙)、また新聞紙、最後に英字新聞、と順に貼っていきます。
英字新聞まで一気に行きたかったのですが、絵本の彩色の後で時間がなくなってしましました。(お迎えの時も、キリのいいところまでと、だいぶお待たせしてしまってすみません。)
これに色を塗って装飾して・・・みんなどんなものに変身させてくれるんでしょう?
一応「クリスマスの」と言ったので、また「トイレ」とか「ばけもの」にする子はいないと思うんですが・・・




絵本作り

2007-11-08 11:17:45 | ノンジャンル


前回の続きで、乗り物や動物に自分を乗せて、どこに行こうかな?という絵本の続きをやりました。
乗り物を描いて、切り抜いて貼っては糸を動かして遊ぶので、乗り物は進むけどなかなか絵本作りがすすみません。

  

水曜日の児童コースでは、テレビ絵本を描き始めました。
前の、穴あき絵本の文をまだ書いてもらっていなかったので(児童には基本的には自分で書いてもらうのですが、絵だけでなく文章もものすごく詳しくなりそうで時間がなかったので)、その聞き取りもしました。
話を聞きながらあらためて見てみると、食べ物の出てくる場面の多いこと!それも情熱をこめて実においしそうに描いてあって、お腹が鳴りそうでした。

木曜日の方は、テレビ絵本の線描が終わった子から絵の具で着彩しました。

先週爆弾を持った凶悪犯のニュースを描いていたMくん(5年)。犯人のその後はどうなるのかと期待していたら、突然ニュースは終わり、星座占いのコーナーになっていました。今日の運勢、ということで1位から12位まで表に書き込んでいましたが、8位くらいまではスムーズに思い出せたのですが、だんだん「あと何座があったっけ?」。
「射手座?」「そうそう射手座」「おとめ座は?」「おとめ座は書いた」などとみんなの協力を得て思い出し、なかなかあと一つが出てきません。
「カシオペア座?」「オリオン座?」といろいろな星座が出た挙句、とうとう「うお座」が出てきて一件落着。
というわけで今日の運勢、一番アンラッキーなのは、最後まで思い出してもらえなかったうお座、ということになりました。



気持ち悪い理由

2007-11-04 01:02:11 | ノンジャンル
木曜日の教室終了後、ある保護者の方に聞いた話によると、Aちゃんの学校の、前いた先生が図工の時間がんばりすぎる人で、作品展などでずらりと同じ絵が並ぶ、ということでした。同じテーマ、同じ構図、同じ色づかい・・・Aちゃんママはそれを見て気持ち悪い、と感じたそうですが、それはまっとうな反応だと思いました。
お話からすると、その絵は酒井式描画法と呼ばれる指導法で描かされたものと思われます。
酒井式は、導入から鑑賞までこと細かくマニュアル化したような図工の指導法で、誰が指導しても素晴らしい絵を描かせることができる、と思わせ、図工指導に悩む教師なら試したくなるような気にさせられます。
「かたつむりのようなゆっくりした線で描く」とか「自分の顔を触りながら描く」とか、混色の方法など、いいなと思い、私も取り入れてみたこともあります。
ただ、そのマニュアルを鵜呑みにし、そのAちゃんの先生のように、先生の言うとおりにできない子は怒られる、というのはやり過ぎです。
結果、先生の言うとおりに描けた同じような絵が並ぶことになります。
造形教室ではむしろ人とは違う、その子なりの工夫、その子なりの発見を認めたいので、同じ絵ができてしまったら、私だったら「失敗だったかも…」と落ち込んでしまうのですが。

「自由に描け」と言われて戸惑う子もいるでしょうし、小学校中~高学年以上だとコミックイラストのような絵ばかりになってしまうなど、概念的になってしまう子どもたちの絵の概念砕きの一つの方法としては良い面もあると思っています。
でも、それ一辺倒になってしまうと怖いです。

もっと怖い話が、2歳の子に酒井式で絵を描かせる、というものです。
殴り描きから、丸が描けるようになって、目や口が描きこまれて、それに手足が生えて、やがて胴体も描かれるようになって…という発達の段階は幼児の認識の段階と一致しています。
それを大人の見方で、白眼も黒眼もまつ毛もあって、歯もあって…という絵を描かせ、こちらの方が素晴らしいのだ、と主張するのはやっぱり違和感があります。
2歳児はやっと丸が閉じてくるところ、その丸がとってもかわいらしい。
3歳児は頭足人(顔から手足が出ている)を描くころ、その時にしか描けない素晴らしい絵です。
児童画展で、幼稚園で酒井式で描かされた絵を見かけることもあります。
私が行ってる二つの園では、酒井式で指導されていないので本当によかったと思います。