12月9日の朝は何を思ったのか、山形県酒田市の奥にある升田という集落に居た。
ここは秋田の猿倉同様、鳥海山に最も近い人里であり、ほぼ真北の方角に鳥海山がでかく見える。
それは秋田から見たものよりも、幅広で白いぬりかべ、いやキリマンジャロみたいな鳥海山だ。
7時頃、山に日が当たり始めた。ごく僅かだが、バラ色に輝いたように感じた。
升田鳥海
この日はその後で同じ酒田市の平田町にある経ヶ蔵山(474m)に登った。
経ヶ蔵山(朝は逆光で見えにくいので、下山後、撮影)
目的は山頂から見る鳥海山。
雪は一二回程度は積もったようだが、今日は完全に融けていた。
花は無かったが、キノコや草の実は少し残っていた。
ツチグリ ジャノヒゲの実
経ヶ蔵山は低山ながらもけっこうきつい山だ。
それでも登山道はとてもよく整備されており、難所も簡単にクリアー出来るようになっている。
登山道 猿渡の急斜面
猿渡の鉄梯子 座禅岩から隣の胎蔵山方面を望む。
今回、経ヶ蔵山では幾つかの面白い木と出会った。
その第一弾はシナノキの大木だが、皆さんは何に見えるかな。
下から見ると・・・サイのような、牛のような・・・
下をくぐって反対側から見ると、トリケラトプスのような・・・
樹木の続き。
山はほぼ全体、ブナやミズナラなどの広葉樹に覆われるが、
痩せ尾根には天然杉やアカマツも混じる。
八合目付近、ブナやミズナラなどの広葉樹林。
洞だらけのブナの木 ブナの根っこ
草木の冬芽、冬姿などを。
ユキバタツバキ?の蕾 オオイワウチワの蕾
オオバクロモジ タムシバ
春一番に咲く花二種の葉っぱ
山頂展望台 秋田との県境に聳える丁岳
最後に山頂展望台からの鳥海山を。
今年(2021年)の私は経ヶ蔵山が山納めとなった。
今日は下山後、庄内平野やにかほ市から鳥海山を眺めながら帰るつもりだったが、
どうしたことか。下山と同時に雲がまとわりついて見えなくなってしまった。
以上。
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