(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
今年8月は2日と24日の二回、9月は4日に、門前から毛無山、本山を経て、真山まで往復している。
8月2日は五社堂の登り口で、咲き出したばかりのキツネノカミソリとツルボに出会った。
いずれも個人的には晩夏初秋を感じる花たち。
もうこの花が咲く季節になったのか、月日の経つのは早いものだと勝手な感慨に浸る。
8月24日に来た時はキツネノカミソリの花数が増え、ご覧のような群生になっていた。
キツネノカミソリ群生 2019/08/24
ツルボ 2019/08/02
キツネノカミソリ 2019/08/24
そのすぐ上の藪で見つけた地味なつる草。
ヒヨドリジョウゴ 2019/08/24
五社堂の少し上の毛無山斜面は花の豊富な処だ。
春はフクジュソウに始まり、スミレ類、カタクリ、シラネアオイ・・・と絶え間なく花が咲いていた。
今頃の季節になると、さすがに花は少なくなるが、それでも秋を感じさせる草花が順次咲き出していた。
アキカラマツ 2019/08/02
シラヤマギク 2019/08/02
オトコエシ 2019/08/24
この斜面には草原性の草花が多いが、不思議とオミナエシは生えていない。
オミナエシは本山の東面を走る自衛隊道路や寒風山で見かけた。
タムラソウ 2019/09/04
ツリガネニンジン 2019/08/24
ソバナ 2019/08/24
更に登り、樹林帯に入ると、花は少なくなるが、足元には小さなランがいっぱい咲いていた。
大きな声では言えないか、この山は野生ランの仲間がとても豊富だ。
コイチヨウラン 2019/08/02
ミヤマウズラ 2019/08/24
8月2日の午前中、男鹿三山は上半分が霧に包まれていた。
一見、涼しそうに見えるかもしれないが、湿度が高く、蒸し風呂に入ってるような感じだった。
2019/08/02
霧の中に佇むのはユリ科の花たち。
オオウバユリ 2019/08/02
オオウバユリ 2019/08/02
クルマユリ 2019/08/02
ヤマジノホトトギス 2019/08/02
クルマユリはこの山に比較的多い。登山道の刈り払いではこの花を残す配慮が見受けられた。
午後になって真夏の日が差し込むようになったら、アサギマダラに遭遇。
アサギマダラ 2019/08/02
9月になって、草木の実。
ツリバナだろうか。 2019/09/04
トチバニンジン(チクセツニンジン) 2019/09/04
トチバニンジンの実の一部が黒くなるタイプを
「ソウシシヨウニンジン(相思子様人参) 」と呼ぶと友人から教えられる。
なんとも味わい深い呼び名だ。
この実は
コバノフユイチコ(マルバフユイチゴ) 2019/08/24
秋めいてくると、男鹿三山の固有種が咲き出す。
地味な花なので盗掘による絶滅の心配は無さそうだ。
オガアザミ 2019/09/04
真山には三回続けて登っているが、晴れたのは9月4日だけだった。
真山山頂近くの展望台から寒風山、大潟村方面を望む。 2019/09/04
お気に入りの森の小道風景ふたつ。
五社堂上のブナ林の小道 2019/09/04
フタツアイ近くのスギ林の小道 2019/08/02
以上。
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