本シリーズ、行った場所は北アルプスの一部だが、登山ではなく、
リフトやゴンドラに乗って高原の花を見ただけなので、カテゴリーは「信州の高原・花」に含めた。
(本頁は「白馬八方尾根の花2」の続きです。)
8月17日は八方尾根から降りた後、もう一箇所、ゴンドラに乗って花見をしている。
すぐ南にある白馬五竜高山植物園だ。
ここは五竜岳(2841m)に連なる尾根の標高1500m付近にある。
バックにある峰はさっき(午前中)まで歩いていた八方尾根。雲を被っているのが唐松岳2696m。
五竜と唐松の間に突き出した岩山は大黒岳
八方でもパラパラ咲いていたカライトソウがここではドッサリ有った
(もちろん植栽だ)。
カライトソウ
カライトソウの花はホント綺麗な紐なので、私も初期に園芸導入した。
葉も素晴らしい。地植えで五年くらいは持ったが、今は無い。
シモツケソウ
タカネバラ
エーデルワイス
コマクサも大面積に植わっていたが、残念ながら花の盛りは過ぎていた。
コマクサ
クロクモソウ
ミソガワソウやハクサンフウロ
ハクサンオミナエシ
カンパニュラ・カルパティカ
ヨーロッパ原産の高山植物も出たので、ヒマラヤや中国奥地原産の高山植物も少し。
たぶんプリムラ・カピタータ。
手前に一本だけ青味の抜けかかった青ケシ(メコノプシス)。
メコノプシス・ネパレンシス
ここを訪ねるのは、時期的には7月中がベターかなと思った。
そろそろおいとま。
またまたゴンドラに乗って、酷暑日常の下界へ。
続いて姫川源流部にある親海湿原へ。
信州STYLEのホームページ(該当頁)によると、
『親海湿原(およみしつげん)は長野県白馬村、姫川の源流(姫川源流自然探勝園)の南に位置し、
日本海と太平洋を隔てる中央分水嶺の北側にある直径300mほどの凹地で、底部は標高744m。
冬の豪雪地帯を反映して、亜高山帯から高山帯にかけて生育する低層・高層の湿原植物が豊富で、
長野県下で唯一のホロムイソウの自生地。』だとか。
更に
『現在は湿原ですが、江戸時代~昭和初期には田んぼとして開墾されていた歴史があり、
戦後、耕作する人が減って、昭和50年ころから徐々に湿原に戻ったもの。』
との記載もあった。
まずはオタカラコウの群生に驚いた。
この大型キク科植物は秋田には無い(厳密には宮城県境近くに自生あり)ので、個人的には珍しい。
オタカラコウ
バイカモ
サワギキョウ
ナガミノツルキケマンだろうか。
フシグロセンノウは秋田にはほとんど無いので珍しい。
フシグロセンノウ
右上は一般的なヤブカンゾウ。この花は秋田にもいっぱい生えている(こちら)。
以上。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます