(本頁は「昼の岩手山を東と北から眺める。」の続きです。)
上坊牧野から先は、前回(5月3日)までは来た道を南に戻り、
雫石から国道46号線を西に走って秋田市に戻っておりましたが、
今日(5月25日)はいつもと違うルート、
八幡平アスピーテラインを走って秋田県に抜け、戻ることにしました。
この山岳道路は今まで何度(20回以上)も走っておりますが、
いつも秋田側から県境の山頂まで、或いは岩手に入っても黒谷地くらいまでで、
後は同じところを引き返しておりました。
岩手側から秋田側に抜けたことは大昔に二回くらい有ったでしょうか、
ただし天気が好くない時ばかりだったので、
その時見た景色の記憶はありません。
今日は昼過ぎになっても、視程が良く、遠くまで見通せる素晴らしい晴天です。
どんな景色が見られることでしょう。
と言いつつも、景色を見るため停車したのは、
最初は大沼を展望するポイント(標高約750m)くらいです。
大沼を展望するポイント(標高約750m)から岩手山を望む。
岩手山の西に続く黒倉山(1570m)と姥倉山(1517m)。
黒倉山の左の切れ込みは鋭いなと思う。
大沼を見下ろす。奥の方に見えるのは姫神山。
その後は松尾鉱山跡をそのまま通過、
次に停まったのは源太岩を過ぎて茶臼岳が近づいたあたり。
茶臼岳
茶臼岳の稜線をアスピーテラインが走るようになると、西側の秋田県境の山々がよく見えるようになります。
ただし山々と言っても、とにかく平らでアオモリトドマツの森に包まれており、名前はわかりにくいです。
畚岳は比較的わかりやすいので、それを基にして山座同定してみます。
源太ヶ岳(左、1545m)と大深岳(1541m)
前諸桧(左、1481m)と諸桧岳(1516m)、畚岳(1578m)
畚岳(左、1578m)と見返峠。
八幡平山頂は見返峠に隠れて見えません。
マップ
更に走ると、樹間に見える池は熊沼でしょうか。
そこから先は、岩手山や大深岳など南側がよく見えます。
岩手山
岩手山は東側が優美な富士山型なのに西側には外輪山の鬼ヶ城が連なり、
南部片富士のスタイルになります。
個人的には鬼ヶ城を背びれに見立て、ゴジラのような姿だと思っています。
源太ヶ岳(左、1545m)と大深岳(1541m)
みごとな樹形のダケカンバ
ダケカンバと岩手山
県境が近くなったら、人が多くなってきました。
見返り峠下の無料駐車場、山頂駐車場は平日なのにびっしり。
よく考えたら、今の時期は山頂近くの鏡沼、
ドラゴンアイの開眼シーズンなので、人が多いんですね。
私は時間的にドラゴンアイまで寄る余裕が無いので、
県境はそのまま通過しました。
秋田県側の大深沢展望台からの眺めを羅列してみます。
岩手山と畚岳を振り返る。
秋田県側から見た岩手山
畚岳
右奥に秋田駒ヶ岳。左から笊森山、乳頭山(手前)、湯森山。
大深沢展望台からの眺め続きです。
今日は秋田側の眺めも好いです。
ぼんやりでしたが、鳥海山や男鹿三山まで見えました。
南に鳥海山
西に近くは焼山と森吉山の重なり
こちらは倉沢山や玉川源流部の眺め。よく見ると田沢湖も少し見えました。
遠く男鹿三山
秋田側のアスピーテラインは、何十回と走っているので、停まって撮影することもなく、
ひたすら降下するのみでした。
「秋田の湖水風景はいかがかな。」に続く。
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