中村俊輔 横浜FCコーチ
内田篤人 日本代表コーチ
というように、本場欧州で戦い、日本との価値観の相違を知る指揮官が、学生たちに提言できる時代は、やはり価値がありますよね。
それは上記の選手だけでなく、過去のJリーグプレイヤー、日本代表経験者が続々と指揮官、コーチ、スカウトに転身し、Jリーグの活性化を目指し、指揮官として選手を大きくしたいという気持ちもありますから。
AC長野パルセイロの新指揮官である藤本主税監督も、長年プロプレイヤーとして戦ってきましたし、代表ジャージを着用したこともあります。
学生や現在の選手たちに一番良いと思うのは
名手は一日では生まれない
むしろ怪我を克服すること、スカウトの目に留まることすらなかった過去の事実
海外で浴びた批判の数
を直接聞けることにあると感じませんか。
特に中村俊輔は
2002年ワールドカップ 招集対象の瀬戸際に立たされ、結果落選
2006年ワールドカップ 代表の10番を与えられるが、体調の維持に苦戦
2010年ワールドカップ 指揮官の岡田武史が、先発の座から降ろすという決断を下す
というように、これだけの名手でも4年の歳月を適正に消化できませんでした。
このつらさ、妻にも黙っていた点が多いと思います。
今彼は当時の心情と心境を、ようやく吐露するようになりましたから、ぼくたちにも大きな提言が与えられていると思いますよ。