アンダー20ワールドカップ本戦をかけて挑んだ日本代表。
結果は出場権を得たものの、4強でオーストラリア代表に敗北、彼らが優勝国となりました。
この世代から台頭した選手は、指揮官の意向もありますが、A代表に招集される可能性も高く、下からの追い上げがA代表の常連選手に、新しい価値観を与えることも珍しくありません。
若い選手の台頭は好ましい
A代表の平均年齢は、過去のドイツ代表のように30歳ちかくあっては、満足に動けないものだ
という感覚もありますしね。
ただ、アンダー20で優勝し、頭角を現した選手を重用しても、ワールドカップやコパ・アメリカ、欧州選手権に優勝できるとは限りません。
日本代表はアンダー20と五輪、A代表を監修したフィリップ・トルシエの時代、アジア杯で優勝し歓喜に沸きました。
確かに見ていて日本代表の展開は興奮しましたが、むしろ
世代間の融合もありはしたが、他国の戦術が古すぎる
日本代表のフラット3は、アジアで確固たる代物であり、自意識過剰の面を芽生えさせてしまった
という面もあったと思うのです。
ホセ・ぺケルマンの時代、当時のワールドユースにおいてアルゼンチンン代表は幾度も優勝しています。
しかしパブロ・アイマールやファン・ソリンなど、ぺケルマンが丹精込めて育てた教え子たちをA代表に引き上げても、大陸王者と世界王者には程遠い結果だったのは皮肉ですね。
特に2006年のワールドカップは、ぺケルマンを敬愛するファン・リケルメを基軸にした4-3-1-2でしたが、後任の指揮官マラドーナはリケルメの展開が遅いと批判し、仲たがいする結果になります。
それだけ世界王者の座はつかめないという証かもしれません。
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