サッカーファンにとって一番身近なファングッズがマフラー(英語ではスカーフ)ならば、野球では野球帽なのでしょう。
老舗の「ニューエラ」は、特集本が刊行されるほどの人気ですし、野球が浸透していない欧州でも、著名選手たちは野球帽をかぶることが多いですね。
恐らくサッカー選手も一般人と同様に
ニューヨーク・ヤンキースやロスアンゼルス・ドジャースという、チーム単位ではなく洒落たデザインだから着用している
野球帽はお忍びのグッズとしても重宝する
という点がある気がします。
ただ、スカーフ、マフラーもそうですが、人気チームの野球帽を
チームの存在も知らないのに購入、着用する理由がわからない
ファッション・アイテムとして人気があるのはわかるが、もっとチームのことも知ってほしい
と思うかもしれませんね。
例えばロスアンゼルス・ドジャースの日本人ファンが野球帽やベースボールシャツを着用して、ドジャー・スタジアムに出かけたとしましょう。
「僕は1995年、野茂英雄が新人王に輝いたときから好きだよ」
「オーレル・ハーシュハイザーやフェルナンド・バレンズエラ、サンディ・コーファックスなど、ドジャースには良い投手が多いね」
「1997年のケビン・ブラウンは、初めて契約金が100億円に達成した存在だ」
「当然、ジャッキー・ロビンソンと背番号42の事も学んできた」
と答えたら、現地のファンも「やるじゃねえの」と思うのではないでしょうか。
サッカーもそうですが、ファングッズを買って着用するだけでなく、そこにクラブの歴史を学ぶ要素があるのであれば、良い機会ではないかと思うんですよ。
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