~~引用ここから~~
少年ジャンプ、海外へ無料配信 集英社が発売と同時に 2019/1/29(日経新聞)
集英社は2019年1月28日、海外向けの無料の漫画配信サービス「MANGA Plus by SHUEISHA」を同日付で開始すると発表した。「週刊少年ジャンプ」など漫画雑誌の30作品超を、国内での発売と同時に一部を除く全世界で閲覧可能にする。
出版社自らが海外向けに無料配信することで海外での漫画ファンの開拓を図るほか、正規版を無料で閲覧できる環境を整えることで海賊版コンテンツに対抗する狙いもある。
同サービスはウェブサイトとスマートフォン(スマホ)アプリとして提供する。週刊少年ジャンプ掲載作品は「ONE PIECE(ワンピース)」「BORUTO -ボルト-」など19作品を配信。そのほか「ジャンプ SQ.」「Vジャンプ」「週刊ヤングジャンプ」の各誌と、日本国内向けの漫画配信サービス「少年ジャンプ+」の掲載作品もそれぞれ一部を配信。作品数は今後順次拡充する方針だ。
各作品について連載当初の数話と直近の数話を常時配信し、最新話は日本での雑誌発売日または国内向けの配信開始日にMANGA Plusでも閲覧可能にする。
広告収入モデルとして消費者から利用料を徴収せず、広告収入の一部を作者に還元する。配信言語は英語とスペイン語。サービスの対象地域は日本、中国、韓国を除く全世界。中国・韓国については「現地における漫画アプリの普及状況と、既に自社が提携する漫画配信サービスが存在することなどを踏まえて対象外とした」(集英社広報)と説明している。
(日経 xTECH/日経コンピュータ 金子寛人)
[日経 xTECH 2019年1月28日掲載]
~~引用ここまで~~
海外では海賊版が蔓延しているので、有料配信しても収益が得られないだろうことはわかっていたとはいえ、日本での発売と同時に無料配信とは思いきったことをしたものだ。
国内の講読者は正規料金を支払い、海外の読者は翻訳版を無料で読める。どうにも不公平な気がしないでもない。
以前に宣伝した「漫画図書館Z」のように古い漫画ではなく、最新版の漫画なのだ。漫画図書館Zの紹介。
そうはいっても私はジャンプを購読することを止めてしまったが。歳のせいかあまり面白いと感じないのだ。
海外の読者も無料で読めるなら海賊版ではなく正規配信で読もうとするだろう。広告収入がどの程度なのか不明だが、漫画家、クリエイターに還元しなければ次が続かない。
自分の財布から出すのは躊躇うとしても広告収入が漫画家に還元されることを嫌がる人は相当のひねくれものだけだ。あるいは反日家か。そのような輩は普通日本の漫画など読むまい。
最新話とそれ以前の数話を常時配信するとのことなので、以前のものが読みたいと考えた人は単行本を買ってくれるかもしれない。単行本の電子版はどうなのか不明だが。
これは「文化の発信」という視点からすれば望ましいことだ。海賊版で読まれることも収益を度外視すれば変わらないのだが。
だが海賊版で読むのは後ろめたいと考えていた人も正規配信で読めるのなら読んで見ようとするかもしれない。新規読者層の「開拓」には繋がろう。
広告収入は先進国で読まれることの方が収益に繋がるだろうが、途上国でも日本文化のファンを増やすことは望ましいことだ。
これは集英社の「ジャンプ」系列だけの試みで「マガジン」を擁する講談社、「サンデー」の小学館が続くかはわからない。
「紙」の雑誌は先細りだからネットに活路を見出だすしかないし、海外に目を向けるのも悪くない。
集英社の試みがどうなるか注目していきたい。
少年ジャンプ、海外へ無料配信 集英社が発売と同時に 2019/1/29(日経新聞)
集英社は2019年1月28日、海外向けの無料の漫画配信サービス「MANGA Plus by SHUEISHA」を同日付で開始すると発表した。「週刊少年ジャンプ」など漫画雑誌の30作品超を、国内での発売と同時に一部を除く全世界で閲覧可能にする。
出版社自らが海外向けに無料配信することで海外での漫画ファンの開拓を図るほか、正規版を無料で閲覧できる環境を整えることで海賊版コンテンツに対抗する狙いもある。
同サービスはウェブサイトとスマートフォン(スマホ)アプリとして提供する。週刊少年ジャンプ掲載作品は「ONE PIECE(ワンピース)」「BORUTO -ボルト-」など19作品を配信。そのほか「ジャンプ SQ.」「Vジャンプ」「週刊ヤングジャンプ」の各誌と、日本国内向けの漫画配信サービス「少年ジャンプ+」の掲載作品もそれぞれ一部を配信。作品数は今後順次拡充する方針だ。
各作品について連載当初の数話と直近の数話を常時配信し、最新話は日本での雑誌発売日または国内向けの配信開始日にMANGA Plusでも閲覧可能にする。
広告収入モデルとして消費者から利用料を徴収せず、広告収入の一部を作者に還元する。配信言語は英語とスペイン語。サービスの対象地域は日本、中国、韓国を除く全世界。中国・韓国については「現地における漫画アプリの普及状況と、既に自社が提携する漫画配信サービスが存在することなどを踏まえて対象外とした」(集英社広報)と説明している。
(日経 xTECH/日経コンピュータ 金子寛人)
[日経 xTECH 2019年1月28日掲載]
~~引用ここまで~~
海外では海賊版が蔓延しているので、有料配信しても収益が得られないだろうことはわかっていたとはいえ、日本での発売と同時に無料配信とは思いきったことをしたものだ。
国内の講読者は正規料金を支払い、海外の読者は翻訳版を無料で読める。どうにも不公平な気がしないでもない。
以前に宣伝した「漫画図書館Z」のように古い漫画ではなく、最新版の漫画なのだ。漫画図書館Zの紹介。
そうはいっても私はジャンプを購読することを止めてしまったが。歳のせいかあまり面白いと感じないのだ。
海外の読者も無料で読めるなら海賊版ではなく正規配信で読もうとするだろう。広告収入がどの程度なのか不明だが、漫画家、クリエイターに還元しなければ次が続かない。
自分の財布から出すのは躊躇うとしても広告収入が漫画家に還元されることを嫌がる人は相当のひねくれものだけだ。あるいは反日家か。そのような輩は普通日本の漫画など読むまい。
最新話とそれ以前の数話を常時配信するとのことなので、以前のものが読みたいと考えた人は単行本を買ってくれるかもしれない。単行本の電子版はどうなのか不明だが。
これは「文化の発信」という視点からすれば望ましいことだ。海賊版で読まれることも収益を度外視すれば変わらないのだが。
だが海賊版で読むのは後ろめたいと考えていた人も正規配信で読めるのなら読んで見ようとするかもしれない。新規読者層の「開拓」には繋がろう。
広告収入は先進国で読まれることの方が収益に繋がるだろうが、途上国でも日本文化のファンを増やすことは望ましいことだ。
これは集英社の「ジャンプ」系列だけの試みで「マガジン」を擁する講談社、「サンデー」の小学館が続くかはわからない。
「紙」の雑誌は先細りだからネットに活路を見出だすしかないし、海外に目を向けるのも悪くない。
集英社の試みがどうなるか注目していきたい。
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