自分の仕事は「自動車用プレス金型製作用デジタルデータの作成」である。
ここのところ日本では世界の「ハイブリッドつぶし」の機運により、「業界の低迷が続いている」
「テスラ」「BYD」などEVを先行するメーカの勢いは留まることを知らず、東南アジア各国で勢いを増している。
先ごろ「ハノイのお隣の省であるPHU TO省にBYDが工場を決めた」 そして自動車メーカの無い「タイ」でも
もちろんBYDなどはすでに「販売網も強化している」
それでは「EVだけになってしまうのか?と言うと」先ごろヨーロッパで「EV化だけにはしない」とあったように
私個人としては「しばらくはEV30% ハイブリッド30%、後は内燃機関、代替え燃料の内燃機関、そして
ディーゼル」で100%になるのではなかと思っている。 確かにEVになっても車のボディは作らなければならない。
では「従来のプレス金型が残るのか?」と言われると「NO」であろう。EV車とはそもそも内燃機関の車の作りとは
根本的に異なるのだ。「電池と駆動系(モーター)」があれば走る。足かせは「バッテリー」だからこそ、従来の
内燃機関の自動車の作りとは異なり、電池と一体化になった「フロア回り」の構造や、各部署の「モジュール化」など
従来の「自動車構造」とは「ずいぶん異なる構造になる」しかも「構成部品点数も格段に少なくなり、つまり金型数も
従来から比べるとずいぶんと少なくなる」と考えている。つまり「金型屋」にとっては「仕事は少なくなり、残った
金型屋で争奪戦が起きるとともに、「考え方の転換」が出来ていない工場では「技術的についていけない」事になってしまうだろう。
自分の居るベトナムでは「大きなアパートには、自動車とバイク用の充電スタンドが使わないのに作られている」
(おそらくは社会主義故の政府からの勧告でそうなっている) そして国産メーカの「VINFAST」ではすでに
内燃機関の生産は中止し、EV者のみの生産にシフトしている。
ベトナムなどでは「従来の自動車づくりなど全くできないのも関わらず、このEV化で、従来の自動車づくりに必要だった
基礎産業などは持たなくても「EV社を作れてしまっているのだ」
こんなこと私がベトナムに住み始めた10年前には「考えもしなかったことだ」しかしこれが現実なのだ。
弊社も「日本への依存比率を徐々に他国へシフトする必要も出てきている」(原因は円安)
弊社のような「こんな末端の小さな会社でさえ、変化を求められる時代なのだ」それが出来ない会社は
尊像は難しいのだろう? 「経営改善を行い、当面は在宅作業でこの急場をしのぐと決めた出勤者の少ない会社の
自分のオフィスで「そんなことを考えた」