この年になって、音楽の志向と言うものは「変えようがない」と思っていた。
しかし、そうでもない事に気づいた。
「時々ハノイにもお客さんが来て、カラオケに行くことがある」
余り歌わない人ならいいのだが「本気でカラオケする人も結構いるのだ」
そんな時「相手はお客さんだ、こっちは接待で来ているわけなので、お客さんを
いい気分にすることが目的だ」 歌好きのお客さの場合は「こちらも適度に歌う必要もあるのだ」
そして「お客さま」と言っても時には(ほとんどの場合)自分より年は若く、歌好きゆえに
いろんなジャンルの歌を歌う。・・・そんな中「昔聞いた名曲」はよくあるが、少し新しい歌でも
「良い歌だなー」と思う歌もあるのだ、そうなると「次のチャンスには、この歌うたおう」ということになり
家に帰り「YOUTUBE」を聴きながら、家事をしながら覚えたりするのだ。
ベトナムに来て間もないころは「社員とカラオケに行くと、ベトナムの歌が中心で、歌うことが出来ず」
悔しくて「YOUTUBE」でベトナムの曲を練習したことを思い出した。
その時は「YANTV」というベトナムのTVで自分の好みの曲を選び「練習して社員を驚かせたものだ」
ベトナムに来たのが52歳だったことを考えれば「いい年のおっさんがベトナム若者の歌を歌ったのだから
無理はない」 今でもその時の歌は「自分の好きな歌の一つだ」そう考えると「音楽の志向」など
いくつになっても「変わるもの、増やせるものなのかもしれない」 ベトナムに来て、いろんなことの
制約や違う環境に慣れてきて、順応性って「海外で生きるには大切なことだ」・・・
昼に「癖のあるブンダオマムトム」という食事をして、BGMにあの頃覚えた「Khac VietのChi Anh hieu em」が
流れていてそんなことを考えた。