長くベトナムは「アセアン諸国」でもGDPはミャンマーには勝るものの他の国よりも低かった
あのラオスよりも・・・昨日「ベトナムGDPが34年で43倍になった」とニュースの見出しにあった。
2022年度の個人GDPは$4163(≒60万円)になった。(アセアンで6位)
自分も日本からのお客様に「ベトナムの状況を説明する資料には10年前には個人GDP$2000」と言う説明をしてきた。
しかしこれからはGDP60万円の国と紹介できる。 国民が車を持てるGDP基準は$5000と言われてきた。
しかし円安の現在では50万円≒$3500であることを考えれば、ベトナムもすでに「国民が自動車を所有できる経済状態になったのだ」
10年前には予想もしなかったことである。
自分は「ベトナムでモータリゼーションが起きた時に、それに対応できる
技術者を育てたい」と常々言ってきた。それが今、現実になろうとしている。
10年かけて育成した「日本の技術を修得した技術者がベトナムの自動車づくりに活躍してほしいものだ」
この10年の間に「VINFAST」というベトナムの自動車会社もできた。(もちろんBMWのノウハウを
購入しての会社だが、日本も昔は同じ、アメリカの真似から入ったのだから問題ない)
そしてかの「EVメーカであるBYDもハノイの隣のPHU TO省に広大な工場づくりを始めた。」
これからいよいよ「ベトナムのモータリゼーションが始まるのだ」そしてGDPが約$5000の一般庶民が
車を所有する時代がベトナムに到来したことになる。(問題は、道路や駐車場、とりわけ公害問題の解決も
同時進行しなければならないが?) 時代は進んでいると感じる。11年前にベトナムに来た時、こんなに早く
こんな状態になるとは「全く思わなかった」 ベトナムの底力を感じる。
さて、後は弊社の抱える「日本の技術を持った有能な技術者」をどのようにベトナムと言う国のために使うかである。
これから「真剣に、この財産をベトナムのために使えるような仕組みを作らなければならない」
11年ベトナムで培ったリレーションを駆使し自分が居る間に「何とかこの技術者たちがベトナムの自動車づくりに貢献できる」ような
フィールドを作らないと。・・・
このニュースを見ながら、そんなことを考えた。