自分がベトナムに住み始めた2011年ごろの「昼食事情」と言えば
社員は「多くが弁当持参」独身者で自宅からの通勤でない男子と自分は「外食」が主な方法だった。
経済的な理由も有り「女子社員や自宅からの通勤者」は「お金のかからない弁当が多かった」
時は流れ・・・その事情も「大きく変わってきた」 一番大きな理由は「GRABなどのサービスの開始である」
それまで「昼食のデリバリー」など全く行われていなかったのに、これらのサービスが開始してからの
ベトナム昼食事情は「劇的に変わった」 今や「昼食時のデリバリーは、普通の状況になっている」
便利にはなったが?・・・ベトナムに来た頃には「昼食になると、社員と連れ立ってコムビンザンと言う
ベトナム庶民の定食屋さん」に毎日行ったものだった。価格は20,000VND(≒120円)も出せば「普通の食事が出来た」
あれから10年以上が経った。現在の昼食事情は「あの頃とは大きく変わった」
今は「社員のほとんどが既婚者」独身の社員は4名だけ、全部女性のため「弁当持参」「妻帯者はもちろん多くが
愛妻弁当」である。自分のような「一人暮らし」はわが社では「一人だけ」一緒に「食事に出かける社員もいなくなった」
従って「自分の昼食はほぼ毎日デリバリー」に頼っている。確かに「GRABアプリから食事を選び」好きなものを注文する。
支払いは「クレジットカード決済なので現金のやり取りは一切ない」食べたいものはほとんど注文できる環境にある。
「ベトナム食だけでなく、日本食、韓国料理、中華料理、ピザ などなど」何でも注文できる。 しかし「料金は確実に上がった」
「贅沢ではなく普通のものを食べても1色平均日本円で400円~600円ほどはかかる」・・・この値段が安いのかどうかはわからないが?
個人GDPが都市部以外は未だ$5000に行かないベトナムにとっては「安くはないだろうと思う」しかし、同じオフィスビルや近隣を見ても
多くの人が「デリバリーを使っている」 ・・・あの頃から見ると「大きく事情が変わったようだ」
ベトナムはつい最近経済成長率を8.00%に上方修正した。そんな「経済成長がこのような昼食事情」をさせているのだろう?
それでも「ベトナム中小企業」である当社の社員は「未だに弁当持参で頑張っている」やはりベトナムでも「大企業と中小企業」
の賃金格差は開くばかりである。・・・「円安の影響をもろに受けたベトナム中小企業である自分会社の状況を憂いながら」
本日の昼食「バインミーとフルーツジュース」で80,000VND(≒480円)を食べながら「そんなことを考えた」