法改正されて「もうこれからは実習生とは呼ばなくなる」しかしこの制度に深くかかわったものとしては
「日本の法改正」もしっくりは来ない。現場を知らない「お役人が作り出した制度に感じる」
自分は「本業で実習生を紹介しているわけでない」 本業は「自動車用プレス金型の技術者であり、ベトナム起業した会社も
そのデジタルデータ全般を作成する会社」である。しかしユーザーは「現場を抱えた中小の金型屋さんがほとんど」
この業界は日本のご多分に漏れず「人手不足なのだ」 高卒の人材でさえ「見向きもしない業界」になってしまった。
ベトナムで「長く住んでいるリレーションを頼って、それらのユーザさんから、現場作業者を依頼された結果」ほぼ10年で
200名近くの人材を「自分のユーザーだけ」に送ってきた。最近はこれらの企業さえ「仕事が少なく人材さえ呼べない」
依頼数は少なくなった。それでも1年20名近くを送っている。しかし最近の「人材」は「ばらつきが多い」
日本では1年で≒1万人が「失踪する」この1年、自分が送った人材にもいろんな問題が起きた。
① 知ってか知らずか? 他人に口座を貸したことで「警察沙汰になり」帰国した者
② 管理組合が「まともなサポートをしなかった結果」1号試験に合格できず「失踪した」もの
③ 給与、残業が少ないと「失踪した者」
★ベトナム人SNSは日本では「驚くほどの普及と影響力がある」上記の「問題も根幹にはこのSNS上での誘惑が原因になっている」
①は「SNSでそれ相当のお金が入ると誘惑され犯罪まがいの送金口座にされた例
②は単純に「ダメな組合が、厳しくなった1号試験を認識せずにケアを怠っために合格せず、仕方なく逃げてしまった」例
③は「SNSで給料そんな安いの?」などとそそのかされ「失踪した」例である。
片や「昨日」は「送った人材が、日本人よりも本当によく働くという【おほめの言葉】を頂いた」次も是非「招へいをお願いしたい」
と言う内容だった。
人材の選択は「本当に難しい」200名全て面接に立ち会ったが「あんな短時間で人間性を把握できるわけはない」
「人材選択とは」ほぼ「運」である。と言っても良いくらいだ?(無責任なようだが、それが実感である)
しかし1つだけ言えるのは「真剣に教えた会社の人材は、失踪は少ない」と言うことである。(もちろん例外はあるが?)
行くのも人間、受け入れるのも人間、「行った会社の真剣さはわかるものだ」そうされた人材は「それが心に届き」そうなったら
逃げるようなことは少ないのだ。
しかし例外は「行く段階で失踪を計画している人材が意外に多い点である」ひどいのは「成田に着いた時点で失踪してしまう」
こういう人材は「止めようがない」し「事前の発見のしようもない」のだ。
法律が変わり「育成就労形式」になったが「根幹にある内容は変えようがない」
「労働環境」や「労働条件」に不満があれば「自分の日本語能力などのスキルが一定水準に達していれば転職」も可能である。
それなりのレベルなので「そう簡単にはクリアできない」だから「もっと簡単な失踪するという図式も成り立つ」
「特定技能」に関しては「業界が限られ、しかも協力すべきベトナム政府の特定技能試験への非協力的な態度も問題である」
良く知られてはいないが「特定技能は14職種」しか適用されず、しかも「自動車関係が排除されている」だから「機械加工はOKだが
それが自動車関係の機械加工だったら呼べないのだ???」日本政府は何をもってこの14職種を決めているのかさえ分からない。
そして最も大きいのは「この特定技能制度」は「形を変えた移民政策なのだ」 特定技能生が「ある言って基準のスキルを持つと」
家族の帯同も許され「何年でも更新することで日本に居られるのだ」・・・・つまり「移民状態」になるということなのだ。
それが「良い事なのか?悪い事なのか?」の判断は難しい。(問題になっている、不法滞在や、生活保護などの問題と
絡むことも出てくるだろうと思う?そんな時「不法滞在者」とのすみわけをどうするか?など・・・問題は多い。)
そんな現実があるのだが? 日本にはもう「若者もいないし」「単純作業や肉体労働をする労働人口も無い」
そういう国で「現状維持するには、当たりはずれが有ってもこのような制度に頼らざるを得ないのかもしれないが?」
昨日「送った人材の中小の金型屋の社長」から「現状日本の悩みを相談され」・・・こんなことを考えた。
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