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宮崎の5月は音楽祭!

2019-05-08 17:04:11 | 芸術文化

5月19日まで宮崎市船塚のメディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)で開かれている第24回宮崎国際音楽祭に足を運びました。 聴きに行ったのは同劇場アイザックスターンホールを会場にした演奏会(1)と(2)。今回、全体のプログラムをみると、ベテラン演奏家の中に発らつとした若い演奏家を際立たせながらじっくり聴いてもらおうという意図がうかがえます。

演奏会1、2ともヴァイオリンの三浦文彰さんとピアノの辻井伸行さんをメインにしたコンサートで、ほかヴァイオリン:川久保賜紀、ヴィオラ:鈴木康浩、チェロ:遠藤真理さんらが出演。 演奏会1はシューマンの「ピアノ五重奏曲変ホ長調」やショパンの「ピアノ協奏曲第2番」(室内楽版)などわくわくしながら聴けたし、演奏会2ではドビュッシーの「2つのアラベスク」、フランク:「ヴァイオリンソナタイ長調」、個人的に大好きなブラームス:「ヴァイオリンソナタ第1番『雨の歌』」が聴けて幸せな気分に浸れました。 2日とも今人気の演奏家とあって会場は満席。拍手もすごい音量で、このリアル感も会場を訪れないと味わえないのかもしれません。

音楽祭はまだまだ続きます。ヴァイオリンのピンカス・ズーカーマン(指揮も)、ライナー・キュッヒル、徳永二男、チェロのミッシャ・マイスキー、アマンダ・フォーサイス、ピアノの野平一郎、リリー・マイスキーさん、ソプラノ・中村恵理、テノール・福井敬さん、指揮の広上淳一さんらが登場、室内楽から、実力派演奏家たちを集めた同音楽祭管弦楽団によるシンフォニー、オペラ「ラ・ボエーム」(コンサート形式)、日本の作曲家作品を紹介する「エクスペリメンタル・コンサート」などがあります。

 芸術劇場の外に出ると、周囲に植えられたクスの若葉が美しく、音楽祭のフラッグが心地よい風に揺れていました。低料金で聴ける絶好の機会、隣には美術館もあり1日楽しめます。足を運んでみたらいかがでしょう。

 

宮崎国際音楽祭をアピールする会場前の大型パネル

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