毎年恒例で今年27回目となる宮崎国際音楽祭が始まり、4月30日、メイン会場の宮崎市・メディキット県民文化センター(県立芸術劇場)の演劇ホールに出かけました。
コロナ禍とあって心配もあったのですが、コンサートや展覧会など芸術関連行事にしばらく行っていなかったのでわくわくした気分。密にならない対策などが行われていて少し安心しました。
この日のステージは演奏会1「エクスペリメンタル・コンサート」。現代音楽を中心に毎年人気のある企画コンサートで今年のテーマは「ザ・ヒートルズ」~Love Me Doから60年。ピアノ・監修・解説の野平一郎氏がコロナ感染後の療養のためビデオによる出演となったが、代わりに長尾洋史氏がピアノ・チェンバロを演奏、その他ヴァイオリンの徳永二男、川田知子、小林美樹、ヴィオラ・鈴木康浩、チェロ・富岡廉太郎、フルート・高木綾子、戸髙美穂(宮崎在住)、ソプラノ・佐藤裕希恵の各氏が出演。ビートルズの名曲、「Yesterday」「Let It Be」や共通点のあるラヴェルやドビュッシー、クセナキスなどの曲を魅力的な音で、やっぱり生の演奏の素晴らしさを伝えていました。
今後、5月15日まで「大野和士の世界」「三浦文彰の挑戦」「喪失と悲哀を越えて~大野和士が捧げるレクイエム」「祝賀の舞~ここに集い、明日を音祝ぐ」「巨匠マイスキー~魂の無伴奏チェロ」など多彩なプログラムが続きます。
会場のメディキット県民文化センター入り口前の看板
気を付けながら、心に潤いを!