宮崎市にあるイオンモール宮崎2階のホールで宮崎特攻基地資料展「僕等の生きた証」(8月9日まで)が開かれているのを知り、足を運びました。
特攻機が出撃した飛行場といえば鹿児島県の知覧基地の存在が知られていますが、ほか鹿屋、国分、出水など、宮崎県では都城、新田原など、さらに熊本県などからも飛び立っています。そして宮崎県内でも意外と知らない人が多いと思われるのが、宮崎市の宮崎基地(赤江飛行場、現在の宮崎空港)から多くの特攻機が飛び立ち、未帰還機44機、搭乗員130人が帰ってきませんでした。薄れゆく宮崎のこうした歴史をなんとか残そうと開かれたもので、搭乗員の直筆の手紙、写真、飛行機の模型、実際のプロペラなどたくさんの資料が展示されていました。
一般の人にどれほど関心があるかと思っていましたが、若い人など多くの方が会場を訪れ、真剣な表情でこれら資料に見入っていました。
この資料展を観て、知覧の時もそうでしたが、「なぜ」ということから始まってさまざまなことが頭の中を去来しました。広島の式典をテレビで観ましたが、「戦争は絶対にしてはいけない」と言いながら、なぜ日本は右傾化していくのでしょうか。なぜなぜばかりのような気がします。
話は違いますが、7日NHKラジオにスイッチを入れると、女性アナが高校野球の中継をしているではありませんか。歯切れ、テンポもよく、解説者への質問のタイミングなども申し分なく、「ついにここまで来たか」とうれしくなりました。男社会の壁を破ってあらゆる分野で女性がもっともっとフリーに活躍できる時代が来れば、と思います。
特攻基地資料展会場入り口