ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

『いのししまつり in 大三島』というジビエ食べ合宿⑤いのししまつり真っただ中。七輪からの『PPIP』『猪骨ラーメン』とが止まらない。

2017年02月17日 22時49分41秒 | イベント

 

 

料理。

めいめいが料理をしていく。

 

ムシマルはクックパッド先生がいらっさらないと何もできないタイプの料理人(料理人ではない)なので、

おたおたする。

 

アドリブがきかないのだ。

 

大きく見ると、

しし鍋班とモンハン焼きグループとなにか・・・春巻き?っぽい一団。

あと野菜を切ったりなんかの処理をされたり。

 

ムシマルは、ええと。

炭焼きチームに混ぜてもらうことに。

 

 

のすぐ外スペースで炭に火をつけ、持っていくという役目。

七輪に入れて料理に使ったり暖を取ったりという役割をもつ。

 

いい頃合いになるまで待つ。

 

 

 

待っていると、リエットどうぞ―と配られる。

イノシシのリエット。

 

リエットってなんだとあとでネットで検索したら、パテみたいなもんだとか。パテもよく知らないけれど、お肉をみじん切りくらい刻んでよく熱して脂肪分をペースト状にドロッとさせる料理(説明下手)。パンに乗せて食べることが多い。

通常は豚肉でされることが多い様子。

 

ぱく。おいし。

お肉のほどけ感は、ツナ缶とかのあれに近い。ツブツブ感というか舌にざらっとどことなく。

旨さのジャングルというか旨さのブッシュのような、かき分けたくなる美味しさ。

初日本一のイノシシ肉であるが、臭みとか全然ないのですな。

あったかいと美味しく感じるけれど冷たいとごまかしがきかなかったりもしますが、ええとこの味。上品な味。

 

マロさんが言う。

「東京のレストランで客単価1万円台で出しているお肉が、今日は1人換算1kgくらいあるよ」

 マジっすか!マジすかとしか言えないというか、今に見てろよムシマルは、万円単位食ってしまうぜ。

 

火。マロさんにちょこちょことと教わる。

団扇であおいでおったんですが、

 

 

「その状態で扇いでも意味ないよ七輪入れた時に空気を送るのだ」とか「この器具(名前わからないけれど火が出る道具)のここをポンピングしてやるとこうなって青い火が出たらいい感じ」みたいなことを教わる。教わったけどうろ覚え。

 

でもやっぱ火ってすごいなとサバイバルっぽいこと体験した時に思います。

プロメテウスってやっぱすごい。

 

 

「七輪はこっち(空気口みたいな横穴)から風を送るのでなく上からの方がいい」なるほどファイヤーしている。

 

 

そうして、何度か七輪に炭火を入れて持って行った頃、肉祭は宴たけなわでございます。

 

しし鍋。

 

 

そして、春巻きみたいなものができていく。


皮の中にお肉とチーズ・パイナップルを入れるパイ。

 

その名も、

パイパイナッポーアッポーパイ!

 

PPIPとは、春巻きの皮にシシ肉とパイナップルを巻いてつくるミートパイです。

先日島根県益田市では「PPAP」を作りましたが、そのアレンジ。

緑部分はをかしやブログより。

 

 

 

旨そう、というか旨い事は内々定されていることは確定されている。

オリーブオイルでジューー。

 

美味しそう、いただこう。

と取ると、テレビカメラとリポーターが。

 

ムシマルに味を聞こうと虎視眈々である。

 

緊張する。がじ。

あつ。あっつ!

世界一熱い!

 

中に入っているパインもチーズも熱激の種類がちょっとずつ違い、サクサクのパイが熱を一切逃さず口内で爆発させる。

肉来た、肉。

 

汁気を帯びてパイにも汁気をまとわせて片道切符でやってくる。

さっきから同じことを言うけれど、言ってしまうけれど品がいい。

肉の味はしっかりと強いんだけど(入れたお肉はサイコロ型で1巻きに10片前後入り)、全部を支配するほどクセは出ていない。

肉もパイナップルもチーズもパイもが輝いていて、口でそれを開けるまで閉じ込めきっている。

(マイクを差し出すリポーターさんに)「はふっ、はふ・・・・・・・・・・・、う・・・旨さの宝石箱です!」

たまに出てくる彦摩呂っぽさがこの時出てしまった。

このコメントがOAされたかどうか、私は知らない。

 

 

 

『猪骨ラーメン』についても語らねばならない。

 

いつの間にかコーナーが出ていて、こちらはそれ専門のひとが出張して作ってくださるという。

ご夫婦でいらっしゃっていて、おひとり(奥さんの方)は赤いちゃんちゃんこというかどてらみたいなファッション。

作務衣好きつながりでムシマルと少し会話盛り上がる。

あとカラス好きという側面もあらせられる。

 

「いのししラーメン一杯できましたー」食べる人に手を挙げる。

美しい。

ムシマルは、「美しい」という言葉は人の生きざまに対して使うべき的なことを森博嗣小説で言われていたのを記憶に残しているんだが、

反論が生まれる。

 

こいつは美しいぜ。

(なんかイノシシのイメージが変わってばっかりだ。

 がい【注:土佐弁で「乱暴な」みたいな意味】な印象を持っていたイノシシだけど、えらい華やかだ)

 

白い糸状のもの(ネギ)と赤い糸状のもの(糸唐辛子)、それに黄色い糸状のもの(麺)で三つの糸があやなしてしまっている。

たーてのいとはねぎ、よーこのいとはからしー、思わずみゆき中島があらわれそうになる。

 

それにレモンが地球の衛星月みたいに三日月みたいに彩りを与えてくれていて、この美しさはちょっとした軌道上レベル。

 

大地のようなチャーシュー肉。

正体をムシマルは知っていてイノシシチャーシュー。

ワイルドな姿だね、がぶ。

 

歯、以外の器官が歯ぎしりしそうな肉厚。

豚っぽいけれどもうすこしあっさりしている。

 

そう、このラーメンあっさりしている!

 

(豚とイノシシの近親感から、てっきりとんこつラーメンみたいな強さと思っていたのに!)

すっきりしていて、するるると入っていく。

 

味が薄いってわけでもないけれど、すごく軽い。

月の重力下で3段跳びしているみたい。

 

 

レモンをかけた方がよりその感じが際立って、好き。

 

ごくごく。

 

続く。

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